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日テレのZIP!で “美しすぎる美術館” として紹介!8月末に全面オープンした富山県美術館に行ってきました。
富山県美術館のコンセプトは「アートとデザインをつなぐ」です。
外装には富山県の地場産業であるアルミ材を多用し、正面は眺望を取り込み、全面ガラス張りになっています。
昨年、建築設計を担当された内藤廣さんの講演会があって、「環水公園越しの立山連峰を意識して、建物の形状をレイアウトした。」と、Googleマップを使い説明しておられました。
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内装に使ってあるのは県産のスギ材で、ふんだんに使用してあります。
2階、3階の各展示室を繋ぐ中央廊下には、天井と壁に桟木状のスギ材を並べ、床にもフローリングを使い、全体が木で囲まれた柔らかな空間になっていました。
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ZIP!でも放映された、環水公園超しの立山連峰の眺望は、あいにくの天候で見る事は出来ませんでした。
その分、記念展とコレクション展の展示品を充分に堪能できて良かったです(笑)
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コレクション展では、富山県立近代美術館の時代に所蔵した、美術品が展示されています。
以前に何回も見た作品ですが、建物が新しくなって展示の仕方が変わると、また違った新鮮な感覚で見れました。
(コレクション展での所蔵品の撮影はOKです) -
ピカソの「肘かけ椅子の女」
富山県立美術館の所蔵です。
他にもロートレック、シャガール 、ミロなど多数展示されてます。 -
アートとデザインをつなぐ、コルビュジエの椅子。
座り心地が良さそう、座って見たかった(笑)
実際に座ることが出来る椅子もありました。
座ると、とっても気持ちがよかった。
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そして開館記念展の、
「生命と美の物語 LIFE- 楽園を求めて」
1章から8章まで、それぞれのテーマーに沿った177作品が展示されていて、見ごたえ充分です。
今回一番の目的は、クリムトの「人生は戦いなり(黄金の騎士)」を見ることです。(愛知県美術館所蔵で、めったに貸出しされないそうです。)
大作ばかりで1章から作品に見入ってしまい、かなり疲れた頃に(笑)、「6章:死、終焉、祈り、神話」で、念願のクリムトを見る事が出来ました。
クリムト特有の金を使った作品は、まさに「人生は戦いなり」と黄金の騎士が訴えかけてきます。
やはりクリムトは、どの作品を見てもいい!
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何年か前に衛星放送で見た「ウイーンフィルのニューイヤーコンサート」で、オーケストラとクリムトの「接吻」が融合した映像は、今でもウイーンフィルの音と共に強く印象に残っています。今回は、そんなクリムトの作品を見ることができて大満足でした。
富山県美術館は、ロケーション、建物、美術品が素晴らしく、本当に”美しすぎる美術館”です。
開館記念展は、全国の美術館から特別に借り受けた作品が数多くあり、めったに見ることが出来ないものばかりです。次回はクリムト以外の作品も時間をかけて、ゆっくりと見てこようと思います。
(営業開発 小林 勝行)
富山県美術館は 美しすぎる美術館 !
2017.09.18
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