2025年4月住宅の省エネ基準適合の義務化が始まります
2024.09.14
近年、地球温暖化対策やエネルギー資源の有効活用が
世界的な課題となっており、日本でも持続可能な
社会の実現に向けた取り組みが進んでいます。
特に住宅は、家庭からのエネルギー消費の
大きな部分を占めるため、住宅の省エネ性能を
高めることが重要視されています。
この様な背景から、2025年4月より
原則すべての新築住宅に対して
省エネ基準の適合が義務化される事となりました。
2025年4月から義務化される省エネ基準の内容とは
・外皮性能(UA値):
住宅の断熱性能を表す指標で、
壁や窓などの外皮部分がどれだけ
熱を逃がさないかを評価します。
地域ごとに定められた基準をクリアすることが
求められます。
富山県は全域5地域でUA値は0.87(W/㎡・K)以下
と定められています。
・一次エネルギー消費量基準(BEI):
冷暖房や給湯、照明、換気など、
住宅全体で使用するエネルギー消費量が
基準内に収まることが必要です。
基準ではBEIを1.0以下とすることが求められます。
弊社では長期優良住宅を標準としており、
外皮性能(UA値)はZEH基準の0.6(W/㎡・K)以下
一次エネルギー消費量基準(BEI)もZEH基準の0.8以下
となっております。
2025年4月に施行される
住宅の省エネ基準適合義務化により
住宅業界で断熱化の競争激化も予想されますが
建築コストもかなり上昇していますので、
過剰な性能を求めず、省エネ性能の向上、
エネルギーコストの削減や環境負荷の低減に
貢献できるよう勧めて行きたいと思います
設計部 宇多
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