10月1日から住宅性能表示と長期優良住宅が変わります
設計部の宇多です
前回の私のブログで、今年の4月1日から住宅性能表示基準が改正されましたとお知らせしましたが
令和4年10月1日より、住宅性能表示制度基準と長期優良住宅の認定基準が変わります
国のロードマップでは2050年までにカーボンニュートラル
温室効果ガスの排出実質ゼロを目指すと宣言
住宅部門では2025年に省エネ基準適合義務化、
遅くとも2030年までには省エネの義務基準をZEHレベルまで引き上げるとしています
それに先立ち、住宅性能表示制度においてZEHレベル以上の多段階の等級を設定、
長期優良住宅の認定基準もZEHレベルに引上げとなります
住宅性能表制度の断熱等性能表示等級では
4月1日にZEHレベルとなる等級5が新設されたばかりですが
さらなる上位等級として等級6、等級7が新設されます
また長期優良住宅においても省エネ基準をZEH相当の水準とし
住宅性能表示制度の断熱等性能を等級4(※UA値≦0.87)から等級5(※UA値≦0.6)へ引上げ
一次エネルギー消費量性能等級を追加し、等級6(BEI≦0.8)となります
※省エネ基準地域区分5地域(富山県全域)における数値
さらに、今回の改正では耐震等級の認定基準も変更
断熱材や省エネ設備の設置などによる木造建築物の重量化
建築基準法における壁量基準の整備を踏まえ、
長期優良住宅の壁量基準についても必要な水準に見直し
現行の耐震等級3相当の基準を満たせば、建築物の重量化を踏まえたとしても、
概ね長期優良住宅 の求める性能を有するとし
現行の耐震等級2以上から当面の間、耐震等級3となります
2025年の省エネ基準の義務化に向けて、壁量基準の見直し等も行われ
今後も状況が目まぐるしく変化することが予想されますが
即時対応できるよう常にレベルアップを計って行きたいと思います