第51回NFL スーパーボウル
社長の小池です。
ここ数年、私が大好きなNFLに関するブログを、スーパーボウルが開催されるこの時期に書いていますが、今年も第51回スパーボウルについて熱く語り語りたいと思います。
今年のスーパーボウルは、現地時間2月5日(日)テキサス州ヒューストンにあるNRGスタジアムで、プレーオフを勝ち抜いた「ニューイングランド・ペイトリオッツ」と「アトランタ・ファルコンズ」が激突しました。(日本時間では、2月6日(月)朝8時過ぎに試合開始です)
結果は、7日の新聞にも大きく報道されていましたが、25点差からの大逆転で34-28のスコアで、ニューイングランド・ペイトリオッツが初の延長線を制しての5度目のスーパーボウルチャンピオンに輝きました。
なんといっても、MVPに輝いた トム・ブレディの活躍が凄かったです。
アメリカンフットボールは、1クオーター(15分)x4 の4クオーター制で試合が行われます。第3クオーターの中盤でペイトリオッツは28対3で負けていたわけですから、試合の流れからもファルコンズの勝ちを誰もが思ったと思います。
ペイトリオッツのHC 名将 ビル・べりチックの顔(冷静沈着なこの人をしてもこの顔)を見ても良く分ります。(かなり、苛立ってる!!)
ところが、第3クオーターに追加の6点(しかし、フィールドゴールをはずして、2点追加できなかった悪い雰囲気もあったのだけど)をいれ、第4クオーターに19点を入れ、ファルコンズと同点とし、延長線で逆転V これは、普通では考えられない展開です。
スーパーボウルでなければ、第4クオーターの観客はバラバラになっていた試合です。(しいてあげれば、第4クオーターにファルコンズがFGでも良いから点数を入れていてば、間違いなくファルコンズの勝ちだったはず!!!よくある、タラレバですが・・・・)
ところが、トム・ブレディは違った。チームの誰一人あきらめていなかったと彼は言うけど、
FGで3点、
タッチダウン(ツーポイントコンバージョン 全て成功)8点x2=16点
計19点
奇跡としか言いようがないとプレイが、この第4クオーターで現実となりました。
試合には、いろんな場面でのターニングポイントがありますが、やはりそのポイントは、このシーンです。
残り2分20秒で、トム・ブレディが投げた宙に浮いたボールに対して飛び込んだファルコンズの選手とペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ジュリアン・エデルマン。
互いに接触しながらも、空中でボールを掴んだのはエデルマンでした。
彼は。地面着地前にも一度ボールが手から離れるが、再び宙に浮いたままキャッチしてプレーは成立させたのです。
(この写真は、上記の直前のシーン!!)
このキャッチがチームに勝機もたらしたと私は思います。
この時のことをエデルマンは、「70%が運、30%が技術だった」と後にいっています。
スポーツ好きは、何時も思うのは「この70%の運」についてです。
何故 神様はファルコンズでなくペイトリオッツに微笑んだのか?
解説者は「勝利への思いの強さの違い」なんていうのですが、共に貪欲な勝利への欲望があったはずです・・・・・・??
スポーツには、「この運が、いつもついてまわるように思います」が、皆さんどうでしょうか?
『何故、何故、何故??? 不公平にも見え、当然の帰結にも見える「運」 神様、あなたは何故に語らないのか?』
(ほとんど、いま評判の高い映画「沈黙」(原作;遠藤周作 監督:マーチン・スコセッシ)の世界になっています!!)
トム・ブレディは、今年39歳だそうです。チームが、スーパーボウルを制したにはこれで5回、その内4回は彼が制し、そしてMVPにも4回選ばれています。
奥さんは、引退を望んでいますが、彼はまだまだ現役を望んでいるようです。
日本にも、野球のイチロー、サッカーのカズや、ジャンプの葛西選手 等レジェンドと呼ばれる高齢のアスリートが沢山います。
トム・ブレディもレジェンド中のレジェンド、来シーズン以降もNFLファンとしては彼の勇士が見たいです。
(このような不出生の名プレーヤーと同時代に入ることを感謝)
一方で、ペイトリオッツやトム・ブレディを追い越すチームや選手が現れることを楽しみです。
NFLファンは、もう次のシーズンに心をはせています(笑い)
(記:小池英樹)