玉掛け技能講習
皆さまこんにちは 工事部の圓山です
先日、玉掛技能講習を受講してきました
玉かけご飯は知ってるけど玉掛けってどんな資格??
という方も多いと思います。
玉掛けの資格とは・・・
クレ-ンのフックに物を引っ掛ける。
ただそれだけの為に必要な資格。
凄く地味な資格に思えますが、クレ-ンがあっても玉掛け師がいないと
物を吊ることができず、言わばクレ-ン運転手の女房役みたいな資格です。
そんな玉掛けの資格を得るための技能講習は学科2日間で実技1日の計3日。
まずは学科ですが、2日間に渡って法令やら力学やらを学び、2日目の最後に学科試験。今回の受講者は約40名。
今回、席が一番後ろでしたので人目をはばからず寝れるなとも思いましたが
2日間、朝から夕方まで目を見開き、耳をかっぽじって講義を聞いていました。
2日目夕方ようやく学科試験、学科が2日間あったこともあり出題範囲も広く、1日目に覚えたことを
すでに忘れていたりしましたが、答案を全て埋め40名中1番乗りで回答しました。
今回、点数や結果の発表はありませんでしたがおそらく満点でしょう( *´艸`)
2日間の学科を終え、いよいよ3日目の実技講習。
会場は大きな倉庫の中。さすがにかなり寒い・・
実技は3日間に人が割り振られこの日の受講者は20名
更に10名づつ2班に振り分けられ、2つのクレ-ンと2人の教官によって班ごとに講習が進められます。
教官がまず手本を見せ、それを順番に皆の前で練習していくわけですが、この玉掛け技能講習は3人1組。
玉掛合図者と玉掛者という形で作業を進めます。
作業練習前にまずは全員で質量目測のテスト。
目の前にある物体の質量を体積と比重から割り出します。
やり方は学科でさんざん聞かされましたし比重も数種類覚えさせられました。
コンクリ-トやH鋼、丸鋼、木材等7つの物体のおおよその寸法を割り出し、
後は体積を求めて比重をかけるだけ。
簡単そうですが・・自分1つ間違えました
最初の写真の鋼の丸柱・・実際は2300kgなのですが
230kgと回答・・教官に一喝 あほかお前!!
単位を1つ間違えてました・・はい・・・あほです
あほかお前!!現場監督歴20年、久しぶりに言われ刺激的な実地講習の始まりです。
まずは長さ4mの250Φの鋼の丸柱の玉掛けの練習から
作業自体はさほど難しくないのですがここでは何かするたびに言わねばならない呼称と手による合図。
クレ-ンを動かす前には必ず(周囲よし!)と言わねばならず
他にも(重心位置ヨシ!)(フックヨシ!)(ワイヤロ-プヨシ!)(地切りヨシ!)(アイヨシ!)(退避ヨシ!)(保管場所ヨシ!)
等15か所くらいで呼称が入るわけですが、この呼称に加えて手の合図も入るのでなかなか覚えられません。
クレ-ンは教官が動かしまずは1・2・3番の実技練習から ちなみに私は4番
3人ともかなり緊張してる上、まだ手順を全然覚えてないので、作業もおぼつかず、何か必要な作業が抜ける度
教官からの怒号が飛びます。教官・・鬼です 白髪のおじいでしたのでまさに白髪鬼です
次は私の番だと思うと・・・ものすごい緊張が走ります
必死におぼえようとしましたが・・・
私の番・・緊張のあまり頭が真っ白になり 呼称抜けまくり、手による合図間違えまくり 白髪鬼の怒号飛びまくり・・
泣きそうになりました(笑)
順番が後の方になるほど有利です
2.3回 練習した後、いよいよ試験
私の番・・相変わらず緊張で頭が真っ白、次何をしていいか忘れ固まっていると、周りの人たちが 目くばせやジェスチャ-で教えてくれて・・
何とかクリア!! 仲良くしといて良かった!!
試験後 教官より1・2点お叱りを受けましたが無事合格(^^♪
今回の3日間の講習を通じて現場の厳しさ・助け合いの精神を再認識させられました。
次は 足場の組立等作業主任者講習! to be continue