気候風土に合った楽器や建物
2018.11.25
八尾のおわら踊りに欠かせない胡弓、ヨーロッパのオーケストラに欠かせないハープは、いずれもその土地の気候風土に合った弦楽器です。特に湿度によって大きく音色も変わってしまいます。
住宅も一緒で、湿度が極めて低いヨーロッパではレンガ作りは当たり前、同じく北米のツーバイ工法もその土地の気候風土で生まれた伝統の在来工法です。それに比べると湿度の高い日本、特に富山のような湿度の高い所ではレンガ作りの建物は湿気によってカビだらけになってしまいます。
富山は如何に湿気が多いのか、特に地面からの湿気がどれだけ出るのか分かりやすい写真があります。
湿気対策が施されていない建物の縁の下に防湿シートを敷き込むと、丸一日も経たない内にシートの裏側に水滴がビッシリ付いて真っ白になってしまいます。
今の住宅は防湿シートを敷き込んた上にベタ基礎工事をするようになっていますので、建物自体の工法は別として、湿気対策はある意味で完璧と言えます。
ヨーロッパを拠点にしているクラッシックオーケストラが初めて日本で演奏会を開いた時に、ハープなどの弦楽器の調弦が非常に難しかったと聞いたことがあります。
話はちょっと違いますが、インスタントラーメンの「どん兵衛」がありますが、塩分の濃さが西日本と東日本で変えてあるそうです。やはり東日本は寒い地域なので濃い味が好まれる理由からとのこと。
住宅も一緒でその土地の気候風土に合った建物にすることが、『安心・安全』の器になるのではないかと思います。マイホームを計画するときには、そんなことも考慮しながら、ぜひ失敗のない家づくりをして頂きたいと願っております。
営業部 松浦。
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