平成27年 勉強会&セミナー 無事終了
社長の小池です。
本年から始めました「賢い家づくり勉強会」と「マイホーム資金セミナー」ですが、平成27年最後の「マイホーム資金セミナー」を11月15日に無事終了する事ができました。
勉強会&セミナーは、富山情報、家ナビ、ハッピーママなどの広告や、当社のホームページ 又は モデルルーム・完成見学会などに来場された方々にお知らせしています。
毎回2組〜6組ぐらいの小規模な勉強会ですが、お陰様で平成27年は「賢い家づくり勉強会」を5回「マイホーム資金セミナー」を6回 計11回(外部委託でなく小池個人の講演会として)実施しました。
「賢い家づくり勉強会」と「マイホーム資金セミナー」は、この業界に身を置いて30年が経った人間として、何かしら自分の業界での経験を話すことで、これから家を建てようとする方々に何か指針になるようなお話が出ないかと思い始めた勉強会です。
当社で住宅を建てることを第一の目的としているのではありません。本やネットなどの情報でなく、現場に実際に起きているプロの声をなるべく第三者の立場で参加者の方々にお話したいと心がけています。
1回1時間30分の少人数の講演とはいえ、私としては初めての経験であり、又完成された原稿があるわけでもなく、毎回資料の書き換えやバージョンアップで講演の前は胃の痛くなる思いをしています。
今年1年講演をして思うのは、住宅を取り巻く環境は刻々と変化しているということです。
例えば、「マイホーム資金セミナー」では、金利が重要ポイントとなります。
フラットの金利ですが、平成21年5月の金利は3.32%ですが、平成27年11月では1.55%となっています。僅か5年半で1.77%下がっています。
講演会でも言っているのですが、3000万の35年返済の借り入れで金利が1%違うと返済総額は約700万違います。
金利は経済を写す鏡です。住宅を求める時の金利水準は時の運とも言えます。
そして今は、経済環境は良く無いかもしれませんが住宅を求める時期としてはラッキーなタイミングです。こうした時代背景をベースに、住宅資金についてお話しています。
又、「賢い家づくり勉強会」では、最新の住宅政策をベースに住み継がれる家づくりの考え方をお話しています。
最近の住宅政策は、経験と勘の住宅から数字の裏付けのある住宅に大きく変わってきています。住み継ぐための根拠として、耐震等級の等級化、断熱性能の数値化など 数年前までは考えられないことが当たり前になってきています。
正直なところ、こんなに住宅政策をどんどん変えて、住宅業界が追随できるのかと思う事もあります。しかし、日本の新築住宅着工数は、人口減少の中で、年間180万戸時代から60万戸時代になろうとしています。
この様な業界指針と、家を求められるお客様の優先する課題についてお話しています。
平成28年は、1月17日(日)「家づくり勉強会」 1月31日(日)「住宅資金セミナー」を皮切りに2年目のシーズンに突入です。
どうぞ、来年も宜しくお願い申し上げます。
(記:小池英樹)