交換型LED規格 GX53

2025.03.15
  • 今回は照明器具のお話になります
    今回は照明器具のお話になります
    人類と共に進化してきた明かり。現在のLEDは第4世代に数えられます。

    第0世代:松明(たいまつ)
    第1世代:ろうそく、オイルランプ
    第2世代:蛍光灯
    第4世代:LED(発光ダイオード)

    と分類されるそうです。


    LEDの特徴

    省電力で長寿命だから、家計に優しく地球環境にも貢献
    調光・調色が容易で生活シーン併せて変化
    熱線や紫外線が少ないので、色褪せが少なく、虫も寄り付きにくい
  • ダウンライト難民の発生
    ダウンライト難民の発生
    LED照明器具は耐用年数で15年、LED自体は10年で3割ほど明るさが減少と言われています。

    第3世代の蛍光灯から第4世代のLEDへの過渡期ではLED交換不可能なLED一体型器具が主流になっていました。
    E26やE17の口金のLED球交換可能なタイプも少数ではありましたが、とても高価で採用にはなりませんでした。

    1日10時間の10年で40,000時間ほど経つとそろそろ点灯しなく器具が現れ始めます。
    その時に問題になるのは、器具ごと交換になるので「電気工事士の資格」が必要になります。

    1カ所器具交換となると、1~2万円。10台以上になると、1カ所3,000円程になりますが、別途器具代が必要になります。

    1,2か所が点灯しないだけだと、もう少し先と我慢してしまいそうです。
    暗いままの廊下や洗面所、歯抜けになったLDK。これがいわゆるLED難民です。

  • JIS規格(C7709-1)にGX53の口金規格
    JIS規格(C7709-1)にGX53の口金規格
    第4世代LEDの黎明期には無かったJIS規格のGX53品番の口金の登場により、LED交換可能型のダウンライトがお求め安くなりました。
    とは言え、まだLED一体型器具よりもGX53規格のダウンライト1灯あたりの器具は高いです。
    照明器具メーカーのカタログでもまだまだ、LED一体型の器具ラインナップの方が多いのですが、GX53のLED交換可能器具の採用を検討されても良いのかと思います。

    ちなみに、国土交通省・環境省が支援する「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」のGXとは関係無さそうです。


    設計部 藤井

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