一万円以下の災害対策

2024.03.09
  • 大地震時の火災の原因の多くは電気関係
    大地震時の火災の原因の多くは電気関係 大地震時の火災の原因の多くは電気関係
    東日本大震災における本震による火災全111件のうち、原因が特定されたものが108件。
    そのうち過半数が電気関係の出火だそうです。
    能登半島地震でも、地震の揺れによる倒壊、津波の被害とならんで火災で多くの家屋が焼失しました。

    地震の大きな揺れに伴う出火ではなく、停電が復旧した時の出火対策品をご紹介したいと思います。
    私自身は1/1の地震の時は外にいて、家の中で地震を体験したわけではないのですが、もし、地震の時に家の中で家具が倒れまともに歩けなくなった状況で停電した時に、ブレーカーを落としに行くことは想像できないです。

    ブレーカーを落としてない状態で停電が復旧した場合、家中のコンセントに繋がった電化製品が一斉に電気が流れます。
    停電の復旧は予告なしで始まり、いきなり通電が始まります。
    もし、電気ストーブの目の前に燃えやすいものが落ちてきてたら?と想像したら怖いですね。

    大地震の時に勝手にブレーカーを落としてくれる装置は過去に見たことがありました。
    ブレーカーのスイッチに紐を付けてその先に重りの玉。揺れで重りが落ちてブレーカーのスイッチが切れる。
    賢いなー、でも、なんだか冗談みたいな装置だなーと思っていましたが、それの進化バージョンがありました。

    工事不要、コンセントに挿して壁に本体をビスで止めるだけ。費用はネットで購入なら1万円以下で購入可能。

    仕組みは、震度5強相当の揺れを感知すると挿してあるコンセントに疑似漏電を発生させ漏電ブレーカーを落とし家中の電気を遮断。
    感震ブレーカーは一台のみ。重りと違い信頼性は高い。

    地震の揺れが治まったあとの火災対策としてこんな対策があると知ってることは大切かなと思い今回ブログでご紹介しました。

    ただ、欠点というか、問題もありまして。震度5強相当の揺れがくると停電しなくても自動的に家の中の電気がすべて遮断されちゃうので
    寝室の枕元などに非常時に使用する照明は容易しておいた方が良さそうです。
    ただ、寝るときに枕元にスマホを置いてる人が多そうなので問題なさそうですけどね。

    万が一の対策をとる為にも知識は身を守ってくれると信じてる設計部 藤井でした。

家づくりについてのご質問はお気軽に!