メンテナンスフリーな無垢材塗料。水、油にも強いです。
・木目の癒し効果。
・肌触りの良さ、ぬくもり感。
・時と共に味が出てくる、お手入れの楽しさ
見て、触れて、住んで感じて人気の無垢、挽板フロアですが、
お手入れの楽しさが、苦労に・・・
肌触りの良さ、ぬくもり感が、汚れのつきやすさに・・・
など、人によってはデメリットに感じることも。
そこで、無垢の風合いを損なうことなく、水、油汚れに強い塗装
「 Arborガラスフィニッシュ」の登場です。
無垢らしさを残したまま、キズや汚れからプロテクト。
無垢本来の自然な風合いと優れた塗膜性能を併せ持つ、液体ガラス塗料です。木目をふさぐことなく、木の内部に浸透してガラス層を形成し保護します。
メンテナンス性に優れ、他の塗料と比べて耐摩耗性や耐汚染性が高いため、 キズや汚れから守りたいキッチンや洗面所などの用途に適しています。
Arborガラスフィニッシュは、液体ガラスが木の表面に浸透し、ガラス層を形成する塗料です。木目を塗料で塞ぐことなく、オープンな状態のため、木本来の質感を楽しむことができます。
浸透性塗料でありながら、耐汚染性や耐磨耗性に強く、水拭きによる毛羽立ちを気にすることなく、固く絞った雑巾などでほこりや汚れを拭取ることが可能です。従来の浸透性塗料と比べると水染みが出来にくいので、水回りへ使用することもできます。
基本的には定期的なメンテナンスは不要ですが、摺り傷や頑固な染み、汚れがついてしまった場合には手軽に補修ができるため、共働きなどで忙しく、定期的にメンテナンスが出来ない方へもお勧めの塗料です。
かなり優秀な塗料のようです。
ただ、気掛かりなのは本当に、無垢材の自然感が残るの?
そこで、実際にブラックチェリーの挽板フロアに塗って比較してみました。
手前から「ウレタンマット(艶消)塗装」
真ん中が「Arbor ガラスフィニッシュ」
一番奥が「Arbor 自然塗料」
やはり、一番奥の「Arbor 自然塗料」はとってもマットな仕上がり。
「ウレタンマット」と「Arbor ガラスフィニッシュ」は少し光沢がでます。
だけど、通常の突板フロアと比べると・・・
「Arbor 自然塗料」と「突板フロア」
「Arbor ガラスフィニッシュ」と「突板フロア」
左から「Arbor 植物オイル」 「Arbor ガラスフィニッシュ」 「突板フロア」
ガラスフィニッシュは植物オイルと比べると、多少ツヤが出ますが、ウレタンマットと同程度の仕上げになります。
表面に塗膜を作る、ウレタンマット塗装の耐汚染性能まではいきませんが、
耐汚染性能を持ちながら、基本的にメンテナンスフリーであり、傷等には
植物オイルと同じメンテナンスが可能となりますので、汚れが気になる方や
明るい色の無垢、挽板フロアにお勧めです。
価格は・・・植物オイル仕上げよりも高価にはなりますが、定期的なメンテナンスが必要なくなるので、長い目で見ればお得になるかもしれませんね。
写真の比較セットを準備してありますので、興味のある方は気軽に起こしください。
設計部 藤井