カマキリの産卵場所と積雪

2021.11.22
  • 先週までの温かい日差しがなつかしいくらい、今週から一気に冬らしい季節となりそうですね。

    さて、去年は例年にない大雪となり大変な思いをされた方も多いと思いますが
    みなさんは「カマキリの卵でその年の積雪量を予測出来る」説をご存じですか?!
    私は、つい10年ほど前まで全く知りませんでした。(最初は子供に教えてもらい「へぇ~、すごい!」と感心したものです)
    その、「カマキリの卵」の知られざる予知能力を今日は簡単に紹介したいと思います。
  • カマキリは冬を迎えるに当たり、その冬の最深積雪面の少し上辺りに産卵するようです。
    カマキリの卵のうは発泡状で断熱・緩衝効果もありますが、さすがにずっと雪の中に埋まっていては困ります。
    その冬一番雪が積もる面より高いところに卵を産めたら最高です。

  • ですが、だったら何も最深積雪面ギリギリ付近を狙うよりも、もっと高い場所に生めばよいと思いませんか?


  • ここでカマキリ達にとって、もう一つ考えなければならない重要な問題があります。
    そうです、天敵の鳥たちに卵のうが見つかったら食べられてしまいます。エサが少ない冬には、鳥達の貴重なタンパク源になります。
    木の上の方の目立つところに卵がある様なら、すぐに鳥達に見つかってしまうのです。
    ですから、雪が積もっても大丈夫なように平均積雪の3倍程度の高さの木を見極める様です。
  • この様な感じでカマキリは産卵場所を選ぶと言うのですから、すごいですよね。
    今年の冬はエルニーニョ現象で大雪予想もされていますが、これからの貴重な晴れ間にカマキリの卵がどの位置にあるのか散歩してみてはいかがでしょうか?!

    総務 池田

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