「TOYAMAキラリ」に行ってきました
富山市西町南地区再開発ビル「TOYAMAキラリ」に行ってきました。
建設中は外観から自分の中ではあまり興味の湧く建築物ではなかったのですが、今日初めて見学して隈研吾さんの設計の「TOYAMAきらり」の大フアンになりました。
私は木造住宅を標榜する会社を経営しているのですが、先ずは、至る所に富山県産の杉板を使用している事、さらに床材も木質系のフローリングで好印象。(使った杉板は、総延長で10kmとか)
次に、新聞などに開放的な吹き抜けと書いてあったのですが、これは行ってみないと本当に実感できないと思いますが、富山には今までなかった空間ですヨ。
それに、ガラス美術館。
ガラスといえば、日常使うコップしか思い出せない私の貧弱な想像力を超える素晴らしい芸術作品でした。
(北陸新幹線が開通して、益々「金沢21世紀美術館」設計:SANAA(妹島和世、西沢立衛)が注目をあびていますが、ガラス美術館も負けてはいません。早く駅前周辺を整備して、駅前と中心市街地をむすぶルートが出来れば、面白い街になる予感がしました。)
そして、最後は市立図書館。
今は、インターネットが普及して調べ物をしに図書館に行く事もなくなりましたが、やっぱ 手にさわって本を探す喜びは楽しいです。
アマゾン全盛時代ですが、大和の7Fの紀伊国屋書店は私が西町に出た時の楽しみスポットでした。そして、今度道路を隔てて市立図書館が出来て、これで富山の中心部に「知」の楽しみ場所が2ヶ所できました。
これって、凄い事かと思います。
郊外型ショッピングモールやアウトレットも好きですが、こんな空間も好きです!!
今回の図書館の発見:
昭和20年6月にアメリカが撮影した富山市の航空写真がありました。
私は、昭和28年生まれですので、富山大空襲も知らなければ、その前の富山の事を知る由も無いのですが、当時にあった道路が今でも主要道路になっていたり、それとは別に全く新しい道路が生まれていたり、又、私の住んでる呉羽の当時の姿がしのばれたりして、家内と大声で盛り上がりました。(しかし、その当時の富山の航空写真が日本製でなくアメリカ製で、富山大空襲の1ヶ月ほど前に撮影された事実をしると、今年は戦後70年の年ですがちょっと複雑な思いがしました。)
(記:小池英樹)