線状降水帯の猛威に驚く
社長の小池です。
富山県は、私自身もそうですが自然災害の少ない県と思っている方が多いと思います。
そんな富山県に、12日夜から13日未明にかけて、富山県として初めて線状降水帯が発生しました。
私が住んでいる呉羽地区では21時頃から雨足が強くなり、「梅雨末期の酷い雨だな」と感じでいました。
私のこの日の21時以降の夜の行動は、阪神甲子園球場のセリーグの頂上決戦「阪神VS横浜」をTV観戦して(関西は一切雨の情報無し)、お気楽にシャワーを浴びて23時頃寝ようと思っていました。
目覚まし設定に携帯電話を見ると「富山県に線状降水帯」発生のニュースの表示があり、初めて、富山県の置かれた現実と、事の重大さにビックリ。
確かに強い雨が3時間近く降っていました。この時点で「警戒レベルは4」
「警戒レベル4」とは、
・状況:災害の恐れが高い
・住民がとるべき行動:危険な場所から全員避難
・避難情報等:避難指示
となっています。
呉羽地区の避難場所は「呉羽小学校」又は「呉羽中学校」
もう夜も遅いし、避難するのも手遅れに思い、「自宅待機」(実際に避難した人がいたかは不明)を決めました。
その後、23時をまわり遅くなったので、ベッドに入りましたが、雨音が凄く熟睡は出来ませんでした。
夜中の2時頃に目が空いたのですが、雨の止む様子も無く携帯電話を再度確認したら、警戒レベルが5にアップ。
「警戒レベル5は、災害発生又は切迫 命の危険 直ちに安全確保」となっています。
これは困ったな事になったなと思い、玄関先に出て廻りの様子をみましたが、近所の人の気配は無し。
只、携帯電話の雨雲レーダーを見ていると、雨雲はこれから南下して岐阜の方に移動の模様。
今が一番酷い時と思い、再びベットに戻った次第です。
正直、何も無かったのでこんなお気楽なブログを上げていますが、冷静に自分のこの日の行動を思い出すと、危機管理能力はゼロでした。
我家には防災グッズもなく、仕事がらヘルメット・長靴は持っていますが車のトランクの中、雨合羽はゴルフ用の合羽を持っていますがこれもゴルフバックの中、避難に何を持ち出すかも考えたこともなければリストも有りません。
これを機に、もう少し防災意識を高める必要があると強烈に思いました。
尚、今回の災害で、南砺市で土砂崩れが発生し5集落41世帯101人が一時孤立し、土砂崩れ現場では赤池市議が亡くなられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
又、高岡、射水、砺波、富山の市街地では床上浸水や道路の冠水が起きたようです。
我社のOB顧客も、2件床下浸水の報告がありました。
梅雨末期ではありますが、9月になれば台風シーズン到来。地震対対策を含め、自然の猛威にもう少し謙虚である必要を感じました。