制震の効果と耐震の必要性を再認識

2024.10.25

社長の小池です。

 

当社が採用している住友ゴム工業の制震「MIRAIE」のカタログからの引用です。

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最大震度7の能登半島地震ですが、珠洲市を中心に揺れの周期が1~2秒でゆさゆさと揺れて木造住宅に大きな被害をもたらすことで知られる地震波「キラーパルス」が観測されています。

阪神淡路大震災でも記録されたこの地震波ですが、木造住宅が多い地域の被害拡大につながったとみられています。

2024年6月4日現在 下記の被害が報告されています。

珠洲市  全壊:2,099戸   半壊:1,778戸

輪島市  全壊:4,018戸   半壊:4,763戸

 

能登半島地震ですが、地震の規模を示すマグニチュードは7.6。2016年の熊本地震や1995年の阪神淡路大震災が共にM7.3でしたので、極めて大きな地震であったと言えます。今回の地震で大きな災害を受けた珠洲市ですが、2022年6月と2023年5月にもそれぞれ最大震度6弱と6強の地震が起きたばかりでした。

今回の地震での余震は2024年1月1日の発生から6ヶ月で約1,800回、震度5以上が19回(熊本地震も同頻度)発生しています。

 

この様な被害が発生した令和6年能登半島地震ですが、住友ゴム「MIRAIE」を採用された能登半島の住宅495棟で全壊・半壊は0棟となりました。

(令和6年能登半島地震において、震度6弱以上を計測した地点の所在する市町村における住友ゴムが把握している範囲)

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この実績を見ると、制震の地震発生時の揺れの軽減、その後の余震の揺れの軽減に「MIRAIE」は大きな効果があったと思われます。

(余震で住宅の釘が緩み、倒壊に至ったケースも多くありますが、制震はこれらの対策として有効です)

 

只、カタログには書いてありませんが、もう一つの大事な地震対策【耐震】の重要性です。

耐震とは、人間に言えば「揺れに対抗する体力」です。

耐震等級の低い家では、いくら「MIRAIE」を採用して揺れ幅を少なくしても倒壊のリスクは避けられますん。

従って、今回の地震で制震装置「MIRAIE」装着の建物の全壊・半壊はゼロでしたが、その住宅の耐震性能がもともと高かったと想像されます。

 

 

地震対策は、「耐震+制震」が絶対条件です。

 

当社では、耐震等級Ⅲと制震を組み合わせた住宅を提案しています。

何なりとご相談頂ければ幸いです。


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