平屋住宅に制震ダンパーを付けました
社長の小池です。
先週のブログであげた「制震ダンパー」の件ですが、現物はこんな感じで住宅に取り付けます。
X方向、Y方向それぞれに2台 計4台取り付けます。
取付け場所については、当社の設計とメーカーが打合せします。
尚、当社の制振ダンパーは「住友ゴム工業㈱」製の「ミライエ」です。
下記部分の内部にゴムが付いていて、地震の揺れを軽減するそうで、やっぱりゴムの性能が大きいと思い住友ゴムの「ミライエ」を採用を決定しました。
現物を見る事は少ないので、当社の事務所の一角に「ミライエ」のほぼ現物に近いサイズのサンプルを作りました。
このサイズで見ると現実感が増し、参考になるかと思います。
尚、今サンプルに「ミライエ」に採用されたゴムを使ったボールがあります。
このボールを床に落とし跳ね返りを体験することが出来ます。
「ミライエ」は跳ね返りのほとんどないゴムを使用していますが、その技術力に驚かされます。
(因みに、私のゴルフ愛用のボールは住友ゴム(ダンロップ)の「スリクソン」。松山英樹も愛用のボールで小池英樹もW英樹で愛用としていますが、年々飛距離が落ちています。私のボールはミライエのゴムを使ったボールで無いかと不満を担当者に伝えたところ、原因は加齢によるヘッドスピードの低下で、ボール及び当社の製品の性能には何ら問題は有りませんと一蹴されました(アハハ!苦笑!!))
先週のブログで分かりにくかったとの話もありましたので、「耐震+制震」シミュレーションの現物を添付します。
建築基準法レベルで、左端が関東だ震災クラス(震度6強)、右端が熊本地震クラス(震度7)の揺れを想定しました。
熊本地震クラスでは比較不可=倒壊と出ています。
次に、長期優良住宅の標準基準「耐震等級3」+「制震ダンパー(ミライエ)」を使う事で、上記のシミュレーションとの揺れの違いがはっきりと分かります。
更に、実際の地震では余震が続きます。熊本地震では本震並みの余震が続きました。
「耐震等級3」+「制震ダンパー(ミライエ)」の効果は、大きいようです。
尚、先週のブログにも上げましたが、「耐震等級3」がなければ制震の効果も限定的です。
兎に角、筋交いが多いですが、命を守る筋交いと言えます。
当社では、パネル工法もありますが、制震ダンパーを採用した場合は全て事前に計算を実施します。
最近のTVの気象情報では激しい天候が続くと、アナウンサーが「命を守る行動をとって下さい」と言います。
雨の対策ならば雨の日の対応できまりますが、住宅の地震対策は家を作るときに決まります。
地震対策、是非考えてみてはどうでしょうか?