補正予算成立 住宅支援策「子育てエコホーム支援事業」が決定
社長の小池です。
Ⅰ:子育てエコホーム支援事業の件
11月12日の社長ブログで「速報:国土交通省 補正予算案で省エネ住宅の支援策発表」とご案内しましたが、11月29日に国会で予算が可決され成立しました。
下記が、国土交通省のHPに乗っている概要です。
正式名称は「子育てエコホーム支援事業」
令和5年度の国土交通省の住宅支援事業は「子どもエコすまい支援事業」の名称でスタートしましたが、令和5年9月28日で終了しました。
新しい補正予算の補助金の名称は「子育てエコホーム支援事業」。
なんか事業名が似ていて混同しそうです。(苦笑)
補正予算の補助金目的は、
「エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業。」
となっています。
両予算とも、単純に「子育て・若者夫婦向け高性能住宅取得支援」と捉えれば良いかと思います。
「子育てエコホーム支援事業」の特徴として、新築住宅で長期優良住宅とZEH住宅に金額の差がある事が注目です。
①長期優良住宅の補助額 ¥100万
②ZEHの補助金 ¥80万
これは、何を意味するかといえば、省エネレベルは①も②も同じですが、①の方が耐震性能も有しているという点があります。
単なる省エネ性に加え、耐震などの耐久性についても今後指導強化の方針が読み取れます。
補助金は、R5年11月2日以降に着工したした物件が対象となります。
事業者登録は、R6年中頃から開始と案内がありましたので、物件の申請はその後となります。
Ⅱ.2024年 税制改革の件
12月9日の「日本経済新聞」に、「住宅ローン減税 上限維持」 「子育て世帯 生保料控除を拡充」の見出しがありました。
記事には、
「政府・与党の2024年度税制改正で、ローンを組んで住宅を購入した際に所得税などの負担を減らす「住宅ローン減税」を巡り子育て世帯への税制優遇を継続する。
子育て世帯向け支援を巡り自公両党は生命保険料控除を拡充する必要も確かめた。」
となっていました。
ここにおいても、
「子育て世代に対する配慮」と
「長期優良住宅・低炭素住宅 > ZEH住宅省エネ住宅 > 省エネ基準住宅 > その他の住宅」
のランク分けが検討されているようです。
新築住宅は、子育て世代と高性能住宅にフォローの風が吹いているようです。