新築戸建て プロはここを見る
社長の小池です。
私が良くブログに使わせて頂いている「NIKKEI プラス1」の2022年7月30日号に乗っている記事です。
表題が「新築戸建て プロはここをみる」(トップ10)
全ての項目が、お客様にとっても当たり前の事のように感じましたが、もしかしたら我々業界人の独りよがりだったかもと反省。
というわけで、頭の整理を含め掲載します。
「新築戸建て プロはここをみる」
1位:周辺の環境・雰囲気
2位:資金計画
3位:災害リスク
4位:駅との距離
5位:周辺データ
6位:日照条件
7位:間取り
8位:省エネ性
9位:耐震性
10位:契約条件
全国紙の日本経済新聞の調査であり、東京などの大都市中心に、建売り住宅なども参考にしたプロの意見にも見えますが、皆さんはどう思われましたか?
私のコメントです。(新聞とは、違うかも・・・)
4位:駅との距離、6位:日照条件 は、正直富山の地ではそれほど気にするケースは少ないと思われます。
1位:周辺の環境・雰囲気、3位:災害リスク、5位:周辺データの3点は、全国どこであれ重要に思います。
家を建てるという事は、「買い物」でもありますが「そこで暮らす」という事でもあります。
富山では学校区が大事なポイント。しかし、長い人生を考えれば子供の就学時期(特に小学校・中学校)はほんの数年。この点をどう考えるかで、土地の選択は大きく変わります。
また最近の気象の激しさを考えると、災害リスクは十分に検討の余地があります。
災害リスクは何時来るか分かりません。従って、十分検討するする必要がありますが、受け身の態度だけではなく、災害に強い住宅という攻めの姿勢も重要に思われます。
周辺データですが、少子化の流れの中で難しい問題です。富山市においては、街中のマンション建築は今も続いています。しかし、マンション生活を「冬の時期の雪対策が楽」だけで片付けるのも疑問を感じます。人口流失が続けば、空き家問題も有ります。難しい判断です。
7位:間取り、8位:省エネ性、9位:耐震性
この3点については、私がこのブログで何回も書いていますが、「住宅は性能」は大事なポイント。
「家は巣」と言う方もいらっしゃいます。巣は安心を感じられる事が必須条件。これは、絶対に外せないですね。
2位:資金計画、10位:契約条件
この2点は、最近特に重要です。
昨年のウッドショックに始まり、半導体不足、原油の値上がり、物量コストのアップ、ウクライナ侵攻 等々による建築資材の値上がりは凄まじいものがあります。
米国・欧州のインフレと日本とは比べものになりませんが、日銀の黒田総裁がすすめるゼロ金利政策の動向も含め、返済の検討が必要です。
10年後の日本は誰もわかりませんが、それでも未来予想図は重要です。当社では、資金計画を考える上でライフプランをお勧めしています。
更に、建築工事一式や坪単価で見積る建築会社はないとおもいますが、契約では詳細な見積りが重要です。
以上が、「新築戸建て プロはここをみる」のコメントですが、
住宅は一生に一度の買い物。
当社が、慎重に、かつ大胆な意思決定のお手伝いができれば願っております。