1日1杯の味噌汁の効用

2022.03.11

社長の小池です。

 

今日は味噌汁の健康に関するブログです。

情報元は、私がお昼のお弁当でお世話になっている「食のコンサルト ブーケ」さんが月に一回発行されている「フード&風土 食はいのちの源 VOL.282」からの抜粋です。

 

味噌は、蒸してつぶした大豆に麹と塩を加え発酵させた食品です。

昔は、一般家庭でも味噌を作っていました。私にも味噌作りの記憶があります。

蒸した大豆をつぶす機械があって、その大豆に麹をまぶすと白い菌が繁殖、それを母がカメに移し替えていたような記憶にあります。(子供の頃の記憶で怪しいですが・・・・)

何時頃から味噌作りを止めたか記憶は定かではありませんが、私には昭和30年代の懐かしい記憶です。(漫画「3丁目の夕日」の世界です!)

 

味噌の栄養価について

①血糖値上昇抑制

味噌が発酵、熟成する間に「メラノイジン」という成分が生成されます。「メラノイジン」は、糖の消化吸収速度を遅くして、食後血糖値の急激な上昇をおさる働きがある。

②美白&保湿効果

シミの原因はメラミン。メラミンを作るのは「チロシナーゼ」という酵素。大豆がはっこうして味噌になる際に「リノール酸」が「遊離リノール酸」へ変化し、この遊離リノール酸がチロシナーセ゚を作らせない様に働くため、メラミンが作られなくなります。また、米麹に含まれる成分が、肌の水分量を保ち、乾燥や肌荒れから肌を守ります。

③血管の若返り

原料大豆に由来する7つの成分(リノール酸、植物性ステロール、ビタミンE、大豆レシチン、ペプチド、食物繊維、大豆サポニン)がコレストロール値を低下させ、血管の動脈硬化を防ぎ、血管年齢を若返らせます。

④腸すっきり

便秘の主な原因は腸内環境が悪化が原因。味噌には、善玉菌である「乳酸菌」、腸内細菌のえさになる「食物繊維」や「オリゴ糖」、腸内環境を整える働きもある「メラノイジン」が含まれています。更に、食物繊維の豊富な野菜や海草を加えると、更におなかをすっきりさせます。

 

味噌汁のメリット

〈料理面〉

・作るのが簡単

・毎日食べても飽きない

・どんな食材でも具としてつかえ、冷蔵庫の余り物でもOK

・主菜にも副菜にもなる

・和洋中OK(和風だしで味噌汁、コンソメで味噌スープ、鶏のゆで汁で中華風ミソスープ)

・プラス食材でアレンジは無限(酒粕、豆乳、カレー粉、バター etc.)

・献立に悩まなくていい

〈栄養面〉

・野菜をたっぷり食べられる

・煮る事で食材から栄養が抜け出しても、汁ごとたべるので栄養は逃がさない

・大豆のたんぱく質は発酵中に分解され、約30%がアミノ酸になり消化吸収が良い

味噌汁のデメリット

・塩分を含む

・作り置くと風味や味が落ちる

 

味噌汁の塩分

味噌汁が良いのは知っているが、味噌汁は塩分が高いから控えるという方は多いかと思います。

健康な方の1日の塩分摂取量の目安は、成人で7.5g未満、成人女性で6.5g未満。

味噌汁1杯の塩分量は1.5gですが、ハム3枚、たくあん2切れと同じ塩分量。

カップ麺の塩分量は5.5gです。スープを残したとしても約3gの塩分摂取量となります。

塩分を取りすぎない様にするとき考えたいのは、「塩分量の多い食品を食べない」ではなく「なんで塩分を取りか」を考えることが重要。

 

味噌は塩分を含みますが、沢山のメリットがあり不足しがちな野菜・海草・芋・きのこがたっぷり食べられ、それらに含まれるカリウム(塩分を排出する作用有り)も同時に摂ることが出来ます。

となれば、総合評価として、塩分を取るなら「味噌汁」となります。

 

さあ、皆さん 「味噌汁の効用」いかがでしょうか?


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