1級・2級・木造建築士 定期講習(富山市テクノホール)
社長の小池です。
1級・2級・木造建築士の定期講習に行ってきました。
建築士定期講習とは、
「平成20年11月28日に施行された改正建築士法により、建築士事務所に所属する建築士に対して受講が義務付けられた講習です。これは、建築士事務所に所属する建築士については、「業」として設計・工事監理等の業務を行うことが可能であることから、業務の実施に当たり必要となる能力を確実に身に付けておく必要があるため、3年度ごとに最新の建築関係法規等について、習得していただく趣旨のもの」
というものです。
所謂、平成17年に明らかになった構造計算偽装問題で建築士の信頼が大きく失墜した事から、
3年に1回の定期講習が義務付けられた制度です。
車の免許更新とは違って、9:30から16:00までの1日講義に続き、1時間の終了考査がある厳しい講習会です。
講演会の資料です!
講義は、下記の通りでした。
Ⅰ建築物の建築に関する法令に関する科目
1.最近の建築関係法令の動き
2.建築基準法
3.建築士方
Ⅱ設計及び工事管理に関する科目
1.職業倫理、社会情勢等
2.最近の新技術、最近の重要事項項目等
前回(平成26年)の定期講習では、
最近の建築関係法令の動きとして、
S社のエレベーター事故が社会問題となっていて、この問題に対してかなりの時間をさいた講義だったように記憶しています。
又、最近の新技術として、
①バリアフリー ②省エネ技術 ③耐震技術 ④アスベスト対策
が、上げられていました。
3年後の今年は、
最近の建築関係法令の動きとして、
省エネ問題と、横浜市内での基礎ぐい工事不良によるマンションの傾き事故 に時間をさいていました。
最近の新技術については、
①省エネ性能の向上 ②地盤調査と杭基礎 ③木造建築物の構造設計と耐震技術
を上げていました。
世の中で問題になっている建築関係の問題をかなり意識した講義であり、
3年と前と比較し「省エネ」・「耐震」に更にチカラ入っている様に感じました。
当社は、
「ZEH + 長期優良住宅 + JWOOD」
を商品の中心にしています。
講演会の趣旨は、
「当社が取り組んでいる先進的な技術を使った家を作ろう」
と言う事であり、当社の家づくりに更に自信を深めた次第です。
尚、職業倫理、社会情勢等の中で、
「既に時代は、建築物を所有することの価値よりも使用・利用する事の価値観が優先される時代に進みつつある。
建築士に期待される役割は新築主流の建築活動に対する専門性の発揮から、
ストック建築をいかに活用するかといった利用の時代における建築の専門職能の領域へと転換せざるをえなくなっている。」
という説明がありました。
時を同じくして、今年、当社ではリフォーム部を新設しました。
これからの時代の流れに対して、
当社の取り組みを3年後にハッキリとした形にして、
自信をもって講習会に出たいものです。
挑戦の平成30年度です!