立川志の輔 富山弁で落語を堪能

2017.06.25

社長の小池です。

先日、北陸銀行 140周年特別講演 「立川志の輔独演会」という会に行ってきました。

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前半は、殆ど富山弁の「ダラ話」です。

日常、良く富山県で見られる些細な事が、志の輔の手にかかると それはそれは面白おかしくなってしまいます。

決して自虐になることなく、富山県ってこんなに素晴らしい所なのかと、改めて気づかされます。

 

時を同じくしてFace bookを読んでいたら、

お笑い芸人の言語学  -テレビから読み解く「ことば」の空間-  (お笑いが標準語主義を変えた? たけしやさんまの「ことば」の影響力

という記事が出ていました。

『「標準語」としてドラマや映画、あるいはアニメで話されている言語に違和感を持ったことはないだろうか。どこかよそよそしく聞こえる「標準語のようなもの」は、日本人の日常との距離が感じられてならない。そう、多くのメディアで「標準語」とされてきた言葉には生活感がないのである。

こうした背景には書き言葉を偏重してきた国語教育の弊害があるのではないか。明石家さんまら多くのお笑い芸人と交流があり、「M-1グランプリ」創設時のプロデューサーも務めた吉村誠氏は著書『お笑い芸人の言語学: テレビから読み解く「ことば」の空間』(ナカニシヤ出版)の中で、日本人の言語空間を見つめ直す。自身がかつて深く関わってきたテレビ界から分かる「ことば」の移り変わりは、「標準語」優位の国語教育に一石を投じるだろう。

インターネットが普及し、情報源として一般化された現代ではあるが、それでもなおメディアの王様は、吉村氏が主張するようにテレビと言っていいだろう。そして、テレビで使われてきた「ことば」には日本人の言語感覚が反映されている。

かつてテレビに出演している芸能人がこぞって標準語を話していた時期があった。たとえば、福岡県出身の松田聖子は今も昔もテレビ出演の際、標準語以外の「ことば」を話すことが滅多にない。テレビに出るからには標準語を話すのが当たり前、という暗黙のルールが存在していたのである。

こうした標準語の優位性が顕著になったのは、明治時代に遡るという。欧米の脅威にさらされ、国民意識の向上を狙い、政府は国語教育を強化した。結果、「標準語」の概念が生まれ、日本中に浸透していく。太平洋戦争後、中央集権的な経済効率主義を求め、ますます東京の権威は強まっていく。そして、放送メディアにおいても標準語が基準となり、地方出身のアナウンサーや俳優はまず、訛りを克服することを強いられるようになった。

テレビ業界の標準語主義は尾を引き、『北の国から』や『おしん』といったドラマでこそ地方の「生活ことば」が用いられていたが、基本的には台本に書かれている台詞を演じているだけであり、俳優が自らの出身地の「生活ことば」を話していたわけではなかった。

そんな状況を変えたのがお笑い芸人・ビートたけし、明石家さんまらの登場である。ビートたけしは紛れもない東京出身者であったにもかかわらず、話す「ことば」は美しい標準語からは程遠い、下町の言語だった。ビートたけしは「標準語=東京語」という思い込みを「ビートたけし弁」によって払拭したのである。日本社会の欺瞞性を炙りだすビートたけしの「ことば」を吉村氏は「生活思想性」において優れていると解説する。』

 

 

この記事については、様々な意見もあるかと思いますが、

少なくとも 立川志の輔落語を聞いていると、こと富山で落語を聞く時は、富山弁の落語が最高のように思えます。

とくに、富山の話題になると、微妙なニュアンスは富山弁で無いと伝わりにくい。

「ダラ」って言葉はいろんな場合につかわれますが、「バカ」でもない「アホ」でもない富山の人間にしかわからない機微がありますよね。

 

立川志の輔が東京に出た時の方便の苦労話、わたしも大学時代は東京にいたので良く分ります。

立川志の輔曰く、いまだに富山弁で考えて それから標準語の翻訳して喋っているそうです。

(本当でしょうか??????!!!!!)

 

 

2部は1部とは取って代わって、古典落語を披露!

兎に角 聞かせます!!!(お酒を本当に上手そうに飲んでました!思わず、喉がなる!)

彼の話力は、本当に素晴らしいです。(当代随一の噺家という声も有りますが、納得です!)

 

 

立川志の輔の様な素晴らしい落語家を、この富山の地が生み出したと思うだけでも大変痛快な一夜でありました。

 

尚、立川志の輔 毎月 中央通の「てるてる亭」に出演なさっています。

チケットが取りにくいと言う話も時々聞きますが、是非皆さんもお聞きにいかれたらどうでしょうか?

 

やっぱ、芸術・スポーツは、生が一番です!!

 

 

 


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