明けましておめでとうございます
新年 明けましておめでとうございます。
昨年は皆様に大変お世話になり、有り難うございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
平成30年は戌年。
お客様と一緒に犬のように元気よく走り回る1年にしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、平成29年の住宅業界を振り返りますと、変化のスピードがさらに早くなった1年だったように感じます。
住宅業界は伝統的な要素が多い業界と言えます。
着工前には、地元の神主さんをお呼びして地鎮祭をして、土地の神様に着工の報告と工事の無事を願います。
上棟では、多くの大工さんが参加して一気に棟(むね)まで建築します。
コンクリート基礎しかなかった場所に、わずか1日で住宅が出現する様は感動でも有ります。
これら一連の流れは、まさに「伝統と匠の技の融合」と言わざるを得ません。
一方、性能という面で住宅を見ると、皆さんの多くは気付かれないかも知れませんが、大きな革新が起き始めています。
例えば「窓」
私が業界に入った30年以上前は、窓と言えば「木の窓枠」ではなく「アルミサッシ(アルミの窓枠)」が常識となっていました。
その後、窓ガラスは、主流が単板ガラスから複層ガラス(ペアガラス)へと変わり、サッシの性能(断熱性能)も徐々に向上してきました。
窓メーカーが進める性能向上への技術革新に呼応するように、当社がサッシの標準仕様を大きく変えたのが5年前。
それまではサッシの外部も内部もアルミ製が常識でしたが、内部を樹脂製に変更 アルミ+樹脂の複合サッシにいち早く仕様を変更しました。
理由は、住宅内部の結露対策です。
そして昨年、当社のサッシの標準仕様は、オール樹脂サッシ(外部も内部も樹脂製)に変更しました。
理由は、窓を含めた住宅の断熱性能を数値で表す時代が到来し、窓の断熱性能のさらなる向上を目指したからです。
(当社の住宅断熱標準仕様 UA値0.6を達成するには、窓の性能が重要です)
この30年の「窓」の仕様変化を見ても、「商品としての性能アップの歴史」の中に「断熱性能を数値化して住宅性能の『見える化』を目指す流れ」が必要となってきた事に、隔世の感を感じます。
そして、進化のスピードがどんどん早くなっています。
平成の時代もいよいよカウントダウンとなりました。
平成の御代を住宅業界から見れば、「日本古来の伝統の技で作る時代」から、「伝統をベースに新技術の結集の時代に変わり始めた時代」と語り継がれるかと思います。
当社は、『ZEH+長期優良住宅+JWOOD』を住宅性能の大きな柱としてきました。昨年以上に、時代の変化に遅れることなく、商品の深掘りを続けたいと思います。
「住宅は性能」と考え、様々なことに挑戦する太平ハウス・ラボ(株)を、今年もよろしく願い申し上げます。