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社長の小池です。
射水市橋下条で、大型の木造倉庫を建築しています。 -
倉庫と言えば、鉄骨の倉庫と相場が決まっていましたが、
鉄の高騰、
ハイテンションボルト(鉄骨と鉄骨をつなぐ専用ボルト)の構造的品不足
等々の理由で、
このような木造による大型物件が最近は多く見られるようになりました。
このような大型の物件には、
鉄と同じように
大きくて長い材料が必要になります。
古いお寺や神社には、
樹齢何百年の大径木から材料を切り出した木材を見ることができますが、
現在ではそのような木材を入手することは出来ません。
木材を接着剤で張り合わせる集成材を利用して、
一般住宅に使われる柱や桁より、
さらに大きくて長い木材を作ることで、
このような大型木造建築ができるようになりました。
一般住宅でつかう集成材と区別して、
こような大型物件に使う集成材を、
「構造用大断面集成材」
と言います。 -
(この材料は、巾12センチ 高さ1メートル 長さ12メートルもあります)
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大型木造建築を立てるには、
木材と木材を繋ぐ接手(つぎて)にも工夫があります。
このような金物を、 -
構造用大断面に切り込みを入れて、
金物を組み込み、
ピンで固定します。
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例えば、
基礎と大断面は、
このような形で固定されています。 -
建て方を始めて4日目、
屋根の部分まで立ち上がり、
全体像が見えてきました。 -
工事は、この後
屋根材を葺き、外壁材を施工する予定です。
今年は、12月にも雪が無く、
順調に工事は進んでいます。
我々にとっては、ありがたい冬の天気です。
富山県射水市で、大型木造倉庫を建築しています
2019.12.14
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