富山市弓道連盟 射初め会
社長の小池です。
早いもので、年が明けて一週間以上が経過しました。
「松の内」と言う言葉がありますが、日本各地でその期間も様々なようで、
7日までという所もあれば、15日迄 又は10日迄ともある様です。
我が社は、7日の月曜日には門松も撤去しました。
今年は、年末年始のお正月休みが9連休という事もあり、
例年以上に、正月気分が抜けない様な気がします。
皆さんは如何でしょうか?
さて、私が趣味としている弓道ですが、
1月6日の日曜日に富山市弓道連盟による「射初め会」が、
富山県弓道場(呉羽)で開催されました。
この様な会の最初には「矢渡し」という事が行われます。
「矢渡し」とは、射会などの成功と無事故を祈願して、
その日の初めて安土(的がある所)へ最初の矢を通す儀式です。
その最初に弓を引く人を射手(いて)と言うますが、
主催者の代表 又はそれに準じる人が行います。
この会では、
富山市弓道連盟会長 錬士6段の柏会長が勤められました。
そして、この射手を補佐する者を「介添え」と言います。
今回、共に昨年6月に新潟県弥彦神社での5段昇進試験に受かった
弓友:田崎さんと私が、それぞれ初めて務めさせて頂きました。
介添えには、「第一介添え」と「第二介添え」の2つの役目があります。
第一介添えは、主に場内で射手の補助が役目であり、
第二介添えは、安土で射手が放った矢を射手に戻す役目です。
これらの所作(動作)は全て細かなルールがあります。
先ずは、この所作のルールを覚えるのが大変。
さらに、この所作を無意識に行える迄に練習するのも大変。
私たちがバイブルとしている「弓道教本」の介添えの心得には、
「介添えは、必要以上に行動してはならず、射手を引き立てるように努めなければならない。
常に射手の陰にあって低くにつき目立たぬように行動する事。
介添えが大きな所作や目立つような行動は、
厳に慎まなければならない。
射手を中心に、
間合い・気合が完全に一致し渾然一体となって、
両者の間に少しの隙もないように心がける。」
となっています。
こんな事出来る分けないのですが、
少しでもこの境地に立てるように挑戦させていただきました。
この様な大役を務めさせて頂いたのは、
10年弓道を続けてきたご褒美かとも思いました。
大変緊張する体験でしたが、またひとつ
弓道の奥深さにふれた時間でした。