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社長の小池です。
住宅を建設する場合「地鎮祭」を行いますが、
地鎮祭は建設場所の氏神を祀る地元の神主さんにお願いします。
その折、神主さんがお施主様に、
建築後に神棚を設ける場合の注意点などをお話になります。
神主さんによっては、
簡易的な神棚やお神札を記念に渡される場合があります。
その時に渡されるお神札が、
「天照皇大神宮」(いわゆる神宮大麻)
と、地元の神主さんが祀るお神札の2枚です。
今日は、その神宮大麻(じんぐうたいま)のお話です。
年末の31日の北日本新聞に、
神宮大麻の勉強になる記事が出ていたので、
ご紹介したいと思います。 -
①「天照皇大神宮」(神宮大麻)とは(写真真ん中のお神札)
このお神札は、「家のお守り」の意味合いがあり、平安時代末期に伊勢神宮の参拝者の案内や宿泊を世話する「御師(おんし)」が配った札が起源とされる。江戸時代には遠方の人にも御利益があるように御師の手で届けられ、1872年(明治5年)からは全国の神社を通して各家庭に授けられています。
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②富山県内の神宮大麻の頒布率 52年連続トップ新年に家庭や企業の神棚に祭られるお神礼「神宮大麻(じんぐうたいま)」
富山は世帯数に対する頒布数の割合が50%を超え、半世紀にわたり全国トップになっています。
理由ははっきりしませんが、有識者は県民の持ち家率の高さや信心深さが背景にあるとみているようです。
県内では年末にかけ、各神社の神職や奉賛会など関係者の手で毎年約22万体のお神札が各家庭に配られますが、
神社本庁によると、頒布数を世帯数で割った頒布率は、最新の2018年度で53.5%と全国1位。
2位の島根県を役10ポイント上回っています。
1967年(昭和42年)から52年連続で全国トップ。
富山県の、あまり知られてい無い日本NO1の記録です。
持ち家率の高さや、3世代同居率の高さから、
お神札を祭る習慣が親から子へ引き継がれたようですが、
近年は核家族化の進行と価値観の変化で神棚を置かない家が増え、
富山市・高岡市など人口の多い地域を中心に頒布率は下がりつつあるようです。
私としては、ちょっと寂しい気持ちです。 -
③我が家の神棚を紹介私の自宅では、毎年町内会からお神札の注文表が回ってきています。
自宅が呉羽なので、「神宮大麻」と氏神様の「姉倉比賣(あねくらひめ)神社」のお神札を頂いています。
(最初の写真の、右にあるお神札) -
尚、お札を神棚に飾るにはルールがあるようなので、
姉倉比賣神社から配られるお神札が入っている封筒の裏の写真も添付したいと思います。
(神棚のカタチによって、横に並べる場合と、重ねてまつる場合があります) -
我が家の神棚はお神札を重ねてまつる形の神棚です。
お神札は、手前より「神宮大麻」「姉倉比賣神社」
そして崇敬神社として、呉羽山の中腹にある「豊栄稲荷神社」を3番目にまつっています。
(豊栄稲荷神社は、第一神として諸産業の活動を守られる「宇迦家乃魂神」や、
学問の神様 菅原道真公(弓道の達人でもあられる)をお祀りされています)
令和3年、新型コロナで不安な船出となりましたが、
コロナ危機を乗り越え平穏な年になることを、
新年のお神札を取り替え
お祈りいたした次第です。
今年も、神宮大麻を神棚に祀りました
2021.01.06
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