ファボーレ富山で「運び屋」見てきました
社長の小池です。
私ごとながら、昨日は私達夫婦の結婚記念日でした。
結婚して39年、いよいよ来年は40周年。
40周年は紅玉(ルビー)婚式というそうです。
そして、50年目は金婚式となりますが、いずれにしても健康な体で迎えたいものです。
夫婦の記念日ではありますが、
結婚して39年も経てば特に変わったサプライズも無く、
普通通りの夕食を自宅でとりました。
只、記念日に何も無もしないのも寂しいので、昨夜は二人で映画を見に行く事にしました。
私達夫婦は、映画自体嫌いではないのですが、劇場で見る機会は年に数回です。
私達の青春でもあるフレディ・マーキュリーの「ボヘミアン・ラブソディ」を見ようと
話をしていたのですが、これも実現していません。
そうした中、クリント・イーストウッド主演・監督の「運び屋」なる映画が、
丁度我々の結婚記念日の前日に封切られるとの事で、
この映画を見ることで意見が一致しました。
私にとってクリント・イーストウッドの最初の映画は、
中学生時代に見た「続 夕陽のガンマン」です。
その後、20代には「ダーティーハリー」シリーズがあり、
監督・主演 又は 監督した映画を全て見るほどの映画マニアでは有りませんが、
私には50年来の付き合いになる大好きな俳優であり監督と言えます。
彼の監督・主演した映画で、夫婦間でイチオシは、
「グラン・トリノ」
です。
朝鮮戦争従軍経験を持ち家族と上手くいかない気難しい主人公と、
引越してきたアジア系移民との交流を描いた映画ですが、
クリント・イーストウッドの世間の偏見に対する姿がカッコいいのです。
ヤッパ、映画の主人公は「正義の味方」なんだなあ!
だから、見終わっても爽快になれます。
そして、今回見た「運び屋」ですが、
クリント・イーストウッドの実年齢が80台後半で、
実在の90歳の老人のストーリーを演じるわけで、
何となくガッカリしないかなという不安がありました。
「スター・ウォーズ/エピソード7」
ハン・ソロ役のハリソン・フォードにガッカリした記憶もあり、
更に、今回は監督もするわけで、
映画の出来や演技に不安が無かったかと言えば嘘になります。
しかしながら、
映画のストーリーや評価はここでは省きますが、
私個人の感想を言えば、
「大変好きなクリント・イーストウッドの映画」
にめぐり合えたといえます。
流石に、動きにダーティー・ハリーの往年の切れ味はありませんが、
それを差し引いても背筋がぴんと伸び、味のある90歳の運び屋を演じていました。
いい俳優です!!
映画の中で、
離婚した妻に死の間際に、
「貴方は、この世で一番愛した男だけど、世の中で一番頭痛の種の男だった」
なんて言わせる男、
「そして大事な家族を90歳にして理解する男」
は、やっぱりカッコ良いです。
そして、最後に自分の人生を振り返り
「お金で買えないのは時間だ」
なんて言うのが、最後のセリフ!
これが安っぽくないのが、
やっぱりクリント・イーストウッド!
(拍手)
この映画は、家族の愛の映画です。
60台の結婚39年目の夫婦には、
これからの人生を含め、大変考えさせられる映画でした。
様々な年代によって、この映画の見る角度違うかもしれませんが、
CGを使ったドンパチ映画もいいですが、
淡々とカメラを回した映画も良いですよ!!