「知恵」と「歴史を学び歴史に学ぶ」/新型コロナウイルス対策

2020.03.01

社長の小池です。

 

中国を発生源とする「新型コロナウイルス」の猛威が止まりません。

 

人類の歴史においては、1918年から1919年に全世界で流行したインフルエンザ「スペイン風邪」が有名です。

スペイン風邪は、全世界で5億人以上の人が感染し、死者は5000万人から1億人と言われれています。

当時の人口が18~20億人と言われていますので、全人類の3割近くがスペイン風邪に感染した事になります。

 

日本においても、当時の人口5500万人に対し39万人が死亡したと言われています。(致死率0.7%)

1918年は和暦では大正8年 100年以上も前の事になります。

 

衛生状況・栄養状態を、大正8年と令和2年を比べる知識はありませんが、

どう考えても衛生状況・栄養状況は令和2年に軍配が上がると思います。

一方、人の移動の範囲とスピードを比べれば、令和2年は確実に数百倍の人の移動が行われているように思います。

感染の脅威は、スペイン風邪以上と思われます。

 

「新型コロナウイルス」対策 なんとかしなければ!!

 

 

安部首相が3月2日からの小学校・中学校・高校の休校要請を行い、

2月29日には、国民向けに記者会見も開催。

北海道知事が外出を控えるよう緊急事態宣言をだしました。

 

これ等の安倍首相や地方自治体の対応に、様々な賛同の声や、批判の声が上がっています。

私には、特に無責任は報道・論調が多いようにも思いますが、

ざっくり言えば、

日本国1億の人口には、1億人の事情と都合があります。

制度上、行政は命令一下が難しく、要請という形にならざるを得ません。

国民は、初めて経験する危機に右往左往している状況で、

わが身に振り替えれば「総論賛成 各論反対」というのが私の印象です。

 

 

 

だからこそ、こんな時だからこそ、

「新型コロナウイルス」で試される人間の知恵

が必要なのではないかと思えてきました。

 

facebookを見ていたら、

次のような対応をした自治体が紹介されていました。

つくば市です。

【新型コロナウイルスへの学校の対応について】
昨夜発表された学校の全国一斉の休校要請について、緊急で協議を重ね下記の通りつくば市の方針を決めました。感染防止策を取り安全を優先しながら、仕事を休めない保護者、医療従事者が休まざる得ないことによる医療環境悪化の回避(市内病院に聞き取りを行いました)、自宅待機が叶わないケースでの感染や社会リスク増大の回避等を考慮しできるかぎりの対応にしました。同じ内容を学校から保護者のみなさまに配信します。ご理解とご協力をよろしくお願いします。


首相より3月2日より全国の学校を休校する要請が出されたことを踏まえ、つくば市では、緊急で対応を協議しました。仕事を休めない保護者の皆様の対応を考慮し、感染防止策を講じたうえで準備期間として3月5日までは通常登校といたします。なお、出席することに不安がある場合には、登校しなくても欠席扱いにはなりません。

3月6日から3月24日までは臨時休業としますが、登校は可能です。 教員が対応しますが授業は実施せず、自主学習となります。開校している時間は8時00分から15時00分までです。放課後に当たる時間帯は通常どおり学童保育を実施します。

給食は3月5日まで通常どおり提供することとし、3月6日以降については、3月2日に行う希望調査に基づき、希望された方に用意いたします。

対応の詳細については、3月2日に通知を配付します。

今後 この方針に変更があるときや必要な情報について随時お知らせいたします。状況は刻一刻変化し、ご不安な時期かと思いますが、つくば市では、子どもたちと保護者の皆様が安心して過ごせるようできる限りの対応を行っていきます。感染拡大防止に向けて、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

つくば市長 五十嵐 立青
つくば市教育長 森田 充

 

思わず、私は「いいね」をクリック!!

(これとは別に、子供向けに全文平仮名バージョンもあるとか。

こりゃまた、「いいね」です!)

 

政府や自治体の初期動作、唐突な要請がどうのこうのと批判するのも一理ですが、

我々が初めて経験する危機に対し、

我々が、それぞれの立場・地域で「知恵」を出して行動する事こそ、

一番大事な事のように思います。

 

 

そして「歴史を学び歴史に学ぶ」態度も必要ではないでしょうか。

 

冒頭にスペイン風邪の事を書きましたが、

医療体制が不十分な大正8年当時、国民が取り組んだのは「うがい・手洗い」だったそうです。

 

2月29日現在、富山県にはまだ 新型コロナウイルスの発症者が出ていません。

発症者が出た地域には申し訳ありませんが、正直なところ有難いことにだと思います。

 

ここは謙虚に

うがい・手洗いを励行し、

不要不急な外出を控え、

かつ冷静な日常生活をするのが、

最終的には正しい自己防衛であり、正しいコロナウィルス対策のように思えます。

 

 


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