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基礎検査住宅瑕疵担保責任保険の検査は2回行われます。
1回目:基礎配筋検査
2回目:上棟後検査
その1回目の基礎配筋検査の様子と検査報告書です。
検査員は、
設計図書の通りの鉄筋の太さを使い、
鉄筋間隔で施工されているか、
チェックします。
検査員は、国土交通大臣が指定した第三者機関の方で、
検査のプロです。(当然ですが・・・・・)
当社の基礎はベタ基礎でチェック項目も多く、
現場監督にとっては、緊張の時間です。 -
スラブ土間 コンクリート打設スラブ土間とは、基礎の床部分の事をさします。
スラブは英語の「slab」に由来し、鉄筋コンクリート造の床または屋根の事を言います。
難しい専門用語ですが、鉄筋入り土間と思って下さい。
住宅の土間には、鉄筋が入っていない無筋コンクリートを施工する会社もありますが、
土間をフラットにする効果はありますが強度的には期待できません。
コンクリートを打設してしまうと、
スラブ土間と無筋コンクリート土間は区別がつきませんが、
見えないところに大事な安心が詰まっています。 -
布基礎の枠組みスラブ土間のコンクリート打設後、養生(コンクリートの硬化待ち)をします。
その後、基礎の立ち上り部分(布基礎)の型枠を組みます。
当社の布基礎の巾は150ミリです。
土台の巾は105ミリですから、少し大きめの基礎巾となります。
2枚目の写真は、バイブレーター(振動機)を使っている写真です。
基礎の立ち上り=布基礎は、
鉄筋とコンクリートが隙間無く施工される事が求められます。
しかしながら、巾150ミリ巾の型枠の中に、
隙間無くコンクリートを行き渡らせるためには、
鉄筋やコンクリートに含まれる砂利が、
障害となる事があります。
そこで登場するのがバイブレーター。
バイブレーターが振動することで、
コンクリートが程よく型枠の中を埋めつくします。
とは言え、
バイブレーターで振動させすぎると、
砂利が下に下がりすぎて、
上部には砂利が少なくなる事もあります。
(コンクリートは、セメントと砂利と砂が程よく混じってこそ、
力を発揮します)
この微妙な按配が、職人技です。 -
アンカーセット立ち上りの基礎作業は、
住宅の土台を基礎に固定するための接合部材=アンカー
をセットする大事な作業もあります。
アンカーは、当社の設計部が
設置基準に基づき建築図書として
設置箇所を作成します。
基礎工事の業者さんは、
一本一本距離を測りながら、
図面通りにセットします。
当社の基礎は、内部の布基礎も多く
アンカーの数も他社より多いと
業者さんから言われます。
コーナー部分にセットしてあるのは柱脚金物用アンカーです。
(2枚目の写真)
耐震の問題から、
最近は通常のアンカーとは別に、
構造上特別なアンカーが必要となるケースがあります。
鉄製の柱脚金物を直接この基礎の場所にセットする為、
精度が求められるアンカーです。
この特殊なアンカーは、
在来軸組み工法を採用される会社はホールダウン金物を使いますが、
当社はピン工法で住宅を建築すので柱脚金物を使います。
柱脚金物は、耐震性と設計の自由を可能にする金物で、
当社の特徴です。
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人通口(じんつうこう)当社の住宅は、耐震等級Ⅱを標準とする「長期優良住宅」ですが、
耐震等級を上げることで、屋内の立上がり基礎が多く・長くなります。
一方、「維持管理最高等級」を得る為には、
床下の全ての場所に点検に行ける事が求められます。
二つの違った課題に答える為、
当社の内部基礎は、
人が必ず通れる人通工(じんずうこう)を設けています。
この人通口を通り全ての箇所が、
一筆書きで全ての床下に行くことが可能となります。
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脱枠基礎の立ち上り部分にコンクリートを打設し養生した後、
全ての型枠を取ります。
これを脱枠作業と言います。
この作業をもって、基礎工事業者さんの仕事は終了します。
工事の流れ:②基礎編 2.基礎検査&コンクリート打設
2019.06.23
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