工事の流れ:①地盤編 3.地盤調査報告書

2019.06.04
  • 地盤調査報告書(地盤改良の必要のない場合)
    地盤調査報告書(地盤改良の必要のない場合) 地盤調査報告書(地盤改良の必要のない場合)
    地盤調査後、この様な提案書が届きます。

    この調査書には、
    SDS調査によって
    ①表土は盛土・埋土
    ②表土から以深は、粘性土と砂質土の互層と識別
    SWS調査によって
    ①全体的に建築加重を支え得る良好な測定値が得られてる
    ②戸建て住宅の地盤としては著しい不同沈下の懸念は少ない
    との判断がなされました。

    従って、
    ①地盤の長期許容応力度>基礎の設計地耐力

    ②盛土・埋め戻し土の収縮にたいして安全

    ③地盤の沈下や傾きに対して安全

    直接基礎 で「可」となりました。

    尚、当社が標準仕様としている「ベタ基礎」は「布基礎」に比べて地耐力が優れている為、
    地盤改良などの地盤対策がおき難い基礎と言えます。

  • 地盤調査報告書(地盤対策が必要で、柱状改良のケース)
    地盤調査報告書(地盤対策が必要で、柱状改良のケース) 地盤調査報告書(地盤対策が必要で、柱状改良のケース)
    この地盤報告書は、上記の報告書と違って、地盤対策として柱状改良が必要となったケースです。

    SDS試験とSWS試験を照らし合わし、
    盛土以深における粘性土部で軟弱な状態が確認され、
    不同沈下を引き起こす可能性が高い地盤と推察されました。

    ①地盤の長期許容応力度>基礎の設計地耐力

    ②盛土・埋め戻し土の収縮にたいして安全

    ③地盤の沈下や傾きに対して安全ではない

    地盤対策が必要
    となったわけです。

    尚、地盤改良工事はどんな工法でも良いという訳でなく、
    地盤保証を受ける保険会社の指定の改良工事となります。

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