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床下断熱住宅の断熱は、
①床
②壁
③天井
のそれぞれの部位において、
適正な材料を使い、
家全体の断熱性能を考える必要があります。
当社では、床下の断熱材として
ネオマジュピー(NEOMA JUPII)
を、採用しています。
断熱材の性能は、
押出法ポリスチレンフォーム 断熱材3種bA
熱伝導率 0.020W/(m・k)
厚み 45mm
です。 -
床下断熱材の施工の様子当社の住宅では、
床下断熱材を上棟前に家全体に敷き詰め、
(左側は、敷き詰め完了した現場全体写真です)
その上に床下合板28mmを敷きます。
又、ポーチの上に部屋があるような場合は、
(写真:右側)
外気に面するポーチの断熱性能の計算を実施し、
45mmのネオマジュピーの2重張りをしています。
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壁の断熱材吹きつけ作業当社の住宅の壁・天井の断熱材は、
現場での吹き付け作業となります。
商品名は、アクアフォーム
性能は、
硬質ウレタンフォームA種3(熱伝導率 0.036W/(m・k))
と、なります。
壁に関しては、当社の住宅はパネル工法なので、
パネルに直接吹き付けます。
(左側は、吹き付け作業中の写真です)
厚みは80mmです。
現場吹きつけなの厚みのムラを心配されるかも知れませんが、
厚み確認のブルーのガイドで、
(写真:右側)
吹き付けた断熱材の厚みを確認しています。 -
天井の断熱材吹き付け天井の断熱材吹き付け作業ですが、
天井の断熱材の厚みは
200mmを標準として、
アクアフォームを吹き付けています。
とは言え、壁でしたら壁パネルに
断熱材を吹き付ければ良いのですが、
天井にはその様な部材が無い為、
吹き付けた断熱材を受け止める材料
「アクエアートップ」を、
(写真:左側)
天井全面に施工します。
その後、
アクエアートップに
断熱材の吹き付けます。
(写真:右側)
2階の天井一面に吹きつけた後には、
先行して施工した照明などの配線が、
垂れ下がっています。
当社では、上棟後にお施主様と、
照明器具やスイッチの取付位置の最終確認をさせて頂いてます。
これは、吹き付け後の配線等の変更などが発生すると、
吹き付けた断熱材を傷つけながらの配線変更に対する予防措置です。
何故なら、
吹き付け断熱の良さは、
隙間無く施工することにあります。
配線の変更で断熱材を傷つけることは、
断熱性能の劣化にもつながるからです。
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断熱吹き付け作業の完了断熱吹き付け作業が完了しました。
真夏であれば、
建て方からパネル施工までの工程は暑さとの戦いですが、
断熱材の吹き付け作業が終わると、
太陽熱の室内への侵入がおさまり、
涼しく感じます。
逆に、真冬であれば、
屋外からの冷気が遮断され、
暖かく感じます。
大工さんだけが知っている、
断熱材の性能(魔法瓶状態)を実感する瞬間です。
工事の流れ ⑥断熱編
2019.08.20
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