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外壁通気工法木造住宅の外壁は、「外壁通気工法」と言われる工法をとっています。
外壁通気工法は、
壁と外壁の間に外気が流れる空気層を作ります。
この空気層で、
壁内で発生した湿気や、
外壁から侵入する水分を
外部に放出します。
何故、このような工法が必要になったかといえば、
一般的に、室内からの湿気や、断熱材の欠損があると、
壁内結露(内部結露)を起こす可能性が高いといわれます。
壁内結露は、
木材を腐らせたり、
石膏ボードの裏面にカビを発生させる原因になります。
その様な事が起きないように、
外部に面する壁面に防水透湿シートを張ることで、
外部からの水分は遮断し、
内部の湿気をシートを通して空気層に放出して、
住宅の耐久性を高める事を目指します。
当社では、外壁パネルと断熱剤を吹き付ける 工法をとっています。
この工法では、室内からの湿気が 壁の内部のこもることはありません。
したがって、内部からの湿気を外に逃がす必要はありません。
しかし、外壁といえど完璧に雨水等を遮断することはできません。
これらの外部からの侵入する水分を外に逃がす手段として、
パネル側には「透湿防水シート」をはり、
「外壁通気工法」を採用しています。
空気層を作る手段は、
外壁を取り付ける時に使う下地(胴縁(どうぶち))
に空気が通るためのシャクリ(空間)を作ります。
この下地を、通気胴縁(つうきどうぶち)と言います。
(写真:右)
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外壁材住宅の外壁には、
①美観を整える
②住宅を保護する
役割があります。
この役割を果たすために、様々な外壁材があります。
日本サッシ協会(平成28年調査)によると、
新築戸建て住宅外壁材 材料別構成比は、
1位 窯業系サイディング 約78.6%
2位 アルミサイディング 約8.0%
3位 モルタル 約6.6%
4位 金属サイディング 約2.8%
5位 木 約1.1%
となっています。
全国レベルと富山とは地域性があり、
この数字には多少違和感があります。
富山の状況を感覚的に見れば、
1位 窯業系サイディング
2位 金属サイディング
で、
2位の 金属サイディングが猛追というところでしょうか。
窯業系サイディングは、多くの商品が販売されています。
従って、様々なデザインに対応が可能かと思われます。
窯業系サイディングは、
メーカーの工場で塗装したものと、
現地で塗装屋さんが塗装をするタイプがあります。
最近増えているのが、
金属サイディングです。
総2階に、
屋根の勾配が緩い片流れの屋根デザインの住宅には、
金属サイディングが似合うと思われます。
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ラボキューボGL の外壁ラボキューボGLモデルでは、
外壁材は、
IG KOGYOU(アイジー工業)の
SF-BIRECT(SF-ビレクト)
を、採用しました。
SF-ビレクトは、
①横貼り専用
②断熱材裏打ちで、薄い鋼板特有の波打ち感をなくす
③遮熱性フッ素樹脂塗装(焼き付け)ガルバニュム鋼板で耐久性が高く、さびに強い
④軽量で地震の際に建物にかかる負担を軽減
⑤紫外線による色褪せに強い
⑥遮熱・断熱の機能を装備 等々
の理由からです。
色も6尺あり、
様々な住宅のにも対応可能と考えています。
工事の流れ ⑩外壁編(屋根)
2019.10.05
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