工事の流れ ⑦音対策編

2019.08.24
  • 気密性能の高い住宅の音対策の重要性
    当社の住宅をはじめ最近の住宅は、
    気密性能が上がっています。

    気密性能が上がることで、
    隙間風が無くなり、
    断熱性能の向上と相まってランニングコストの軽減、
    住宅内の温度差が無くなりヒートショックの対策
    が図られます。

    一方で、密閉された住空間になる為、
    換気などの対策が重要になります。

    さらに、気密性が上がる事で、
    外からの音が室内に入らない為、
    遮音性が高まり
    静かな住環境が生まれるというメリットがあります。

    一方で、
    デメリットとして、
    室内で発生した音が、住宅内で反響する事態が発生します。

    カーテンや、家具を入れることで音を吸収し
    反響を抑える効果は有るのですが、
    現実、不十分とも言えます。

    従って、音が発生しても、
    反響しにくい住宅の建て方も、
    今の時代には重要な課題になります。
  • 2階の床音対策
    2階の床音対策 2階の床音対策
    音対策で、
    特に問題になるのが、
    2階から1階に響く反響音対策です。

    当社では、
    2階の床の仕上げは、

    ①構造用合板 厚み:28mm
    ②サウンドカット
    ③遮音ボード(タイガースーパーハード) 厚み:12.5mm
    ④フローロング 厚み:12mm
    を、標準としています。

    (写真左側:構造用合板の上にサウンドカットを塗布状況)
    (写真右側:2階の床に遮音ボード施工完了状況)

    更に、
    「2世帯住宅 ファミーユ」では、

    ①サウンドカット  2層
    ②遮音ボード(タイガースーパーハード)  2層

    を標準とすることで、
    小さなお子様がいらっしゃる2世帯住宅での、
    音対策の強化を図っています。
  • 1階の天井の音対策
    1階の天井の音対策
    当社では、2階の床対策に、
    1階の天井裏に、
    吸音材を敷き詰める事で、
    更なる強化を図っています。

    材料は、
    高性能グラスウール(25kg/m3)
    厚み50mm
    です。
  • 2階の排水音対策
    2階の排水音対策 2階の排水音対策
    2階の音対策で、
    床音以外に排水音があります。

    一般的に、
    2階にトイレや洗面化粧台を設置する事が多くあります。

    特に、トイレの排水は一気に水ながれる為、
    その折に大きな音が発生します。

    当社では、この排水音対策として、
    2階からの排水パイプに、
    消音材を巻きついけています。

    (左側は、2階の床下を通る消音材を巻きつけた配水管の写真)
    (右側は、2階から1階床下に下りる配水管のスペース=パイプスペース
     の消音材を巻きつけた配水管の写真)


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