013:長期優良住宅の必要性 ―構造の安定―
2016.09.07
長期優良住宅 構造の安定について
国道交通省は、長期優良住宅の認定基準(概要)で、耐震性について次のように定めています。
耐震性
・極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること
地震に対する耐力の場合
・建築基準法のレベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないこと
大変難しい文章ですので ちょっと解説します。
極めて稀に発生する地震とは数百年に一度発生する地震で、震度6強~震度7程度(地表の加速度で400ガル程度)を想定しています。
これは関東大震災の震源に近い小田原で観測された震度です。
長期優良住宅は、その1.25倍の地震力に対して人命が損なわれるような壊れ方をしない程度の
住宅となり、長期優良住宅の耐震等級は「2」となります。
つまり、「長期優良住宅」の家は、関東大震災の1.25倍の地震のも耐えるという事になります。
尚、学校・避難場所に指定される施設なども大震災の1.25倍の地震でも、倒壊したり崩壊しないように設計されています。
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