照明の勉強会に参加
社長の小池です。
先日、社内で開催された照明の勉強会に参加しました。
知らない事も多く(お恥ずかしい限り)大変勉強になりました。
改めて、死ぬまで勉強と思いました。
そこで、昨日の勉強会から、問題を2問作ってみました。
回答と共に、参考にしても貰えれば幸いです。
問題1:明るさの単位って何?
私の年代にとっては、明るさの単位はワットでした。
しかし、ワットはそもそも明るさでなく消費電力を表す単位で、
白熱電球の性能を表すにはこれで良かったと言えます。
しかし、少ない消費電力で強く明るい蛍光灯やLED照明器具が台頭してきたにより、
ワット表示では不都合が生まれ、
ルーメン(lm)表記が採用されてきました。
ルーメンとは、光の「量」を表す単位です。
白熱電球の消費電力と明るさには相関関係がありましたが、
消費電力のが少ない蛍光灯やLED照明を消費電力のワット数で表すと、
単位が一桁以上違い選び方が複雑になります。
そこで、今では照明の明るさ表示は、ルーメン(lm)表記で統一されたと言う事です。
とは言え、まだまだ慣れないので 白熱電球とルーメン(lm)を比較してみます。
白熱電球をLED照明に変えるときの目安に使ってみてください
白熱電球 同程度のルーメン
60W 810lm以上
40W 485lm以上
20W 170lm以上
又、カタログには、白熱灯〇〇W相当などの表記も出ています。
参考にしてみて下さい。
問題2:お部屋の照明計画を考えるとき、ダウンライトがどれくらい必要?
住宅の照明を考えるとき、吊り下げタイプ 天井付けタイプを問わず、
カタログに書いてある「~14畳」「~6畳」とかの表記を参考にします。
大きなリビングになれば、それらの照明器具の組み合わせになります。
所が最近はダウンライトが増え、その数を考えるのは大変難しい選択になります。
そこで、問題1で説明したルーメンを使った簡単な方程式を教えします。
先ず、空間に必要なルーメンは下記の通りとなります。
①ほどよい明るさ 1畳あたり:300lm
②しっかり明るい 1畳あたり:400lm
③とても明るい 1畳あたり:600lm
12畳のリビングを「しっかり明るい」空間で計画すると、
12畳 X 400lm = 4800lm
60W相当のダウンライトで440lmを選んだとすれば、
4800lm ÷ 440lm = 10.9
従って、最低でも11個ぐらいのダウンライトが必要となります。
当然ながら、40W相当、100W相当のダウンライトを選べが、個数は変わってきます。
又、光の中心を何処にもってくるかで、ライトの取り付け位置も変わってきます。
以上、照明勉強会で習った事から、問題を作ってみました。
こうして見ると、照明も結構奥が深いことが分ります。
如何だったでしょうか?
最近、シーリング照明から
「ダウンライト」「間接照明」を使った照明プラン等の問合せも増えています。
何なりと、お問合せ下さい。
お待ちしております。