リノベーション工事 耐震編

2018.07.14
  • こんにちは。リフォーム部の老川です。

    前回の続きで、リノベーション工事を施工させて頂いたお宅の耐震工事の紹介です。
    前回アップした基礎も、もちろん耐震性能にはとても大事な部分ですが、
    耐力壁(耐震性を持つ壁)や構造用金物も大事です。
    リノベーションやリフォーム工事では、耐震基準がどうか?も必要になってきます。
    耐震基準には「旧耐震基準」と「新耐震基準」があり、
    昭和56年(西暦は1981年)6月1日以前に建てられているか?以降に建てられているか?で
    基準が変わってきます。
    「旧耐震基準」は現行の基準外になりますので、耐震性は無しと判断されます。
    日本は地震大国ですので、やはり耐震をしっかりしておきたいところです。
    リノベーションでは耐震工事を行いますので、地震でも倒れない家屋へと変身です。

    それでは、前回のお宅の工事を紹介していきます。
    このお宅は築50~60年なので、「新耐震基準」ではありません。
    なので、柱は既存のものから新設したもの全て金物で補強しました。




  • また、もともとこのお宅は筋違
    (柱間にななめに入っている材)で
    耐震をとっていました。


  • これを一度取り除き、
    面で耐震性を持たせるパネルの耐力壁にしました。


  • 柱を移動した箇所や、構造が不足しているところには、梁を追加し、柱も追加しました。
    土台や大引きも既存のままでは不足していたので、新設しました。
  • リノベーションは新築時以上の性能を家屋に持たせる事ができます。
    今回の工事では、耐震性能がアップしました。

    富山県は地震が少ない県なので、地震に対しての心配が少ないともいえます。
    だからといって、地震がこないわけでもありません。
    上記にある昭和56年6月1日以前に新築をされたかたは、
    一度、ご相談下さい。
    家屋に新築時以上の耐震性能を持たせて、安心なお住まいへと変身できます。

家づくりについてのご質問はお気軽に!