スマート分電盤勉強会 (富山市太平ハウス・ラボ会議室)
社長の小池です。
現在の住宅は、
①住宅の断熱性能を上げる
②設備機器は省エネ対応の商品を使用
③創エネをすることで、エネルギーの地産地消を目指す
を目標としています。
具体的な性能基準を満たすのが、当社が積極的に進めるZEH住宅です。
一方で、住宅の性能は当然ながら、省エネを達成するには、エネルギーの進捗を確認する必要があります。
最近の乗用車は、燃費が素晴らしく良い車が多いのですが、カタログ上の燃費もさることながら、実際の走行状態での燃費が確認できる機能が付いています。
昔のように、ガソリンスタンドに行って走行距離とガソリンの使用料から燃費を計算するのでなく、今走っている瞬間の燃費状況を確認しながら省エネ運転に気を付けている方が多いと思います。
住宅においても、同じように今のエネルギーの消費状況の確認作業があってこそ、本当の省エネ住宅となります。
さらに、省エネ生活を快適にする為に、スマートフォンなどを使った制御システム(例えば、外出先から部屋の温度を確認してエアコンのスイッチを入れる 等々)が可能となってきました。
そして、そのような賢いエネルギー管理を可能にするのに一番重要な機械が「分電盤」です。
皆さん、分電盤といえば廊下か物置の天井近くにある、普通は触ることもない地味な機械と感じてらっしゃますよね。
数年に一度、分電盤のブレーカーが落ちて、懐中電灯で調べるという暗い機械のイメージが分電盤にあるのでないでしょうか?
今までの分電盤は、確かにそうでした!!
ところが、これからのZEH住宅には、この「分電盤」が大きな意味を持ってきます。
今までの分電盤と言い方を変えて「スマート分電盤」とも言います。
「スマート分電盤」は、家の電気を始め住宅エネルギーの使用情報を全て集積する機能がついています。(ほとんど、パソコンかスマートフォンのイメージです)
そして、これらの情報を「見える化」「制御指示」をするのがHEMSと言われるモニターになります。
そのような状況の中、先日、当社の会議室に当社の分電盤メーカーの河村電気さんに来て頂き、全社員と電気業社向けに勉強会を開催しました。
機械は日々進化している事を実感した勉強会でした。
住宅のデジタル化は確実に上がってきています!!
情報管理ソフト、LANケーブル、クラウドの情報管理、結線の間違いによる情報集積の不都合等々、ほとんどパソコンの世界といっても過言ではありません。
今日の勉強会をベースに、営業はお客様にZEH住宅の内容説明のレベルが上がったと思います。
又、現場管理においてもチェックポイント質が更に上がった事を実感した勉強会となりました。