003:世の中の流れ ―住宅を取り巻く環境の変化―

2016.07.19
住宅を取り巻く環境の変化が今大きく動き出す

これからの住宅をめぐる「時代の変化とスピード」は、我々建築業界にとっても大変驚きです。

日本という狭い国土ですが、四季があり、太平洋側と日本海側との気候風土の違いがあり、それぞれの土地の伝統と人間の英知が結集した伝統工法は、その地域に住宅を建てるには最適であるはずです。決して侮れないと思います。

東京の研究所でどんな試験を経た建物であっても、全国各地どこにでも適した住宅であり得るはずは有りません。

しかし、一方で住宅政策やエネルギー政策などは日本全国一律の国の政策です。したがって、その全国一律のルールの範疇で住宅を考えざるを得ないのも事実です。

今の時代、裏山から薪を取ってきてお風呂和沸かすわけにはいきません。今年の電力事情を考えると、これから家を建てる時、節電を意識した住宅を考えざるを得ないし、デフレの世の中でランニングコストも大変重要な要素となります。

住宅の地方分権と、エネルギーの中央集権の時代が始まる予感を感じます。

富山の気候風土に立脚し、さらにエネルギーや環境に配慮した
住宅がこれからの時代益々求められます。

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