子育てグリーン住宅支援事業の詳細が分かってきました。
社長の小池です。
令和7年に住宅をお考えの方向けの補助金の概要が判明しました。
名称は「子育てグリーン住宅支援事業」です。
この支援事業は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、新築住宅の子育て世帯などがエネルギー価格や物価高騰の影響を受けやすい中で、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年までの「新築住宅のZEH基準の水準に適合した省エネルギー性能確保」の義務化に向けた支援を行うことを目的としています。
2月7日に専用ホームページもオープンし、具体的なスケジュールも明らかになりましたので、以下の通りご案内申し上げます。
① 補助額
(床面積:50㎡以上240㎡以下の住宅。立地条件に制約あり)
② 新しいグレード「GX志向型住宅」の新設
(GX=グリーントランスフォーメーションの略)
目的
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、これまで以上に高い目標数値を設定し、住宅のスペックを公表。性能アップに伴い、コストも大幅に増加するため、1戸あたり160万円の補助金を新設します。
内容
- 断熱等級6以上(断熱等級6は、Ua値0.46以上を指し、ZEHよりUa値で0.14高い断熱性能を持つ住宅となります)
- 1次エネルギー消費量の削減率(=簡単に言えば、省エネ削減率)は35%以上(住宅性能表の最高等級6が20%以上なので、15%アップのハイグレード)
注:都市型狭小地や多雪地域以外では、再生可能エネルギー(太陽光発電)を使用して100%以上の削減率が求められますが、富山を含む多雪地域では、太陽光搭載の義務要件が緩和されています。
③ 補助対象住宅の条件一覧
(注)GX志向型住宅はすべての年代が対象となりますが、長期優良住宅は「子育て世代・若者夫婦世代」が対象となるため、ご注意ください。
④ 対象期間
- 契約期間:契約期間に制限なし
- 着手期間:2024年11月22日以降に着手したもの
⑤ 申請スケジュール
- 事業者登録:3月上旬(当社のような補助金申請を行う業者登録)
- 交付申請期間:3月下旬(補助金の受付開始)
⑥ ご注意
「子育てグリーン住宅支援事業」の専用ホームページが2月7日にオープンしましたが、申請スケジュールなどはまだ未定の部分もあります。
また、今年の4月からは「4号特例の縮小」や「省エネ基準適合義務化」がスタートします。建築基準法の改正による申請業務の混乱を避けるため、補助金を活用した住宅建設は、スケジュール的に厳しい場合が予想されます。本年度に住宅取得をお考えの方は、ぜひ早めのスタートをお勧めします。
当社では、以前から長期優良住宅を基本スペックとしており、建築基準法の改正は、これまで当社が実施してきたことが法制化された形です。「子育てグリーン住宅支援事業」への対応もすでに完了しております。
何なりとご相談いただければ幸いです。