我家を新築!何を重視しますか?
社長の小池です。
先日、ある会合で配られた小冊子に気になる記事が出ていたので、ご紹介したいと思います。
(小冊子:やっぱり温かい家がほしい!「心地よい住まいの暖房計画」(監修:前真之(東京大学大学院准教授 発行:暮らし創造研究会))
さて、皆さんが住宅を新築しようと思った時、どんなことを重視されますか?
改めて聞かれると、戸惑ってしまうように思いますが如何でしょうか?
この小雑誌では下記の16項目をあげています。
いくつに〇がつきますか?
①耐震性能・構造
②劣化対策・設備更新性
③冬の暖かさ
④夏の涼しさ
⑤省エネルギー性
⑥創エネルギー
⑦自然エネルギー利用
⑧換気・空気質対策
⑨自然光利用
⑩防音性能
⑪高齢者対策
⑫防犯性能
⑬デザイン
⑭間取り
⑮広さ
⑯物件の価格
⑬~⑯の項目は、パッと思いつく気になる点ですが、
①~⑫の項目は拘りたいのだけど、どのように住宅会社に聞けば良いのか困ってしまうような感じの項目にも思います。
しかしながら、家は一生に一度の買い物。
敷地の広さ・方向・環境等ですべてが100点満点とならないのも現実ですが、是非心掛けて検討してほしいと思います。
次に「5年以内に新築した先輩家族1000人に聞きました」のページに
Q:建てる時に何を重視した?
3位:冬の暖かさ
7位:夏の涼しさ
に対して、
Q:住んでみて何に満足している?
6位:冬の暖かさ
11位:夏の涼しさ
と、冬・夏の快適性を重視した割には満足が得られていないという結果になっていました。
住宅に携わる者として、数値で表せるもの(例:光熱費)は明快ですが、快適性など数値で表せられない感覚的なものは説明が難しい所があります。
「冬の暖かさ」「夏の涼しさ」で大事な基本要素は「断熱性能」です。
「壁・天井・床の断熱性能」「窓の断熱性能」が優れていなければなりません。
今では、「UA値」という基準で断熱性能を数値化できるようになりました。
次に、「夏の涼しさ」はエアコンの性能できまりますが、
「冬の暖かさ」は内装材と暖房機器によって変わるように思います。
具体的な不満には、
・床が冷たい
・暖房をつけると乾燥する
・暖房をつけてもなかなか温まらない
・各部屋の温度差がある
・夜間の室温の低下
・光熱費の問題
が、あがっていました。
これらを全て解決するというよりは、予算の中で何を優先してどんな対策を取るかが重要かと思います。
当社では、全棟「長期悠長住宅」を基本スペックとしています。
「長期優良住宅」をベースに「冬の暖かさ」対策を考えてみませんか?