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太平ハウス・ラボとミヤモト家具で企画し、オリジナルのキッチン背面収納を制作しました。
システムキッチンの配置が、15年ほど前まではキッチンの向こう側にテーブルを置く対面キッチンが人気で、人気の間取りはI型のLDK。システムキッチンの前にカウンターが付き、その向こうにテーブルがありました。現在ももちろん対面キッチンは根強い人気です。
LDKと一体感がある。
キッチン側をリビング側か隠せる。
コンパクトに納まる等のメリットがあります。
対面キッチンと同等に人気があるのが、システムキッチンの横に直線的にテーブルを並べるスタイル。キッチンの側面にテーブルを置く配置が増え、配膳が楽、調理台として活用が出来る。子供の勉強スペースとして活用しやすい等、対面キッチンには無い魅力もあります。
システムキッチンとテーブルの横並びや、L型のLDKが増えたことにより、システムキッチンの背面の活用の要望も増えたこともあり、今回企画しました。 -
システムキッチンとテーブルの位置関係上の色の濃いコーディネートの写真は、システムキッチンの前にテーブルを置いた対面キッチン。
特徴としては、DKスペースがコンパクトに納まります。また、キッチンの前に腰壁を作ることにより
システムキッチンの天板を隠し、くつろぎのリビングからキッチンを見えにくくしてあります。
下の明るいボタニカルコーディネートの写真は、上の写真を同様にL型のLDKとしてますが、
テーブルはシステムキッチンの向かい側ではなく横方向に独立して置いてあります。
正面にテーブルが置くスパースが無い場合、または、広々としたダイニングスペースが作れます。
こちらもキッチンの天板を隠す腰壁を作りました。 -
抜群にお洒落なシステムキッチンフルフラットで開放的なキッチン。
テーブルをシステムキッチンの横に配置し、配膳が楽、作業台として活用。
非常にデザイン性が高く、魅せるキッチンにはフルフラットの天板はマストですね。
ただ、常に綺麗なモデルルームのような状態を日常的にキープするのは難しいと採用の際には皆さん躊躇します。 -
デザイン性と使いやすさを求めて市販のシステムキッチンにもシステムキッチン・ダイニング側背面収納はありますが、
設計士としては、できるだけリビングとの調和をとりたい。
家具にしか見えないシステムキッチンの背面収納が欲しいということで、ミヤモト家具さんに相談しました。
要望としては、家具と同等のクオリティーと耐久性とすっきりしたデザイン。
第一号として現在建設中の上飯野モデルハウスに設置しました。まだ工事中です。
特徴としては、しっかりとシステムキッチン天板を隠せる形状。
飾り棚として上部にオープンな棚。
LDに置く、ソファーや、TVボード、ダイニングセットなどの家具との完璧な調和。
以下、もう少し詳しく解説します。 -
木口面に3mm無垢材突板の場合、衝撃などで縁がめくれることを防ぐため、
天板・帆立・棚板等のすべての木口面に3mmの無垢材を付けています。
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引き出しは蟻組構造引出しの中材も無垢材(桐材)を使用し、箱を凸凹の蟻組にすることで、
引っ張り強度を上げています。
※写真のJ型掘り込み取っ手は今回採用してませんが、制作可能です。
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突板の厚みは、0.55mmお写真だと分かりにくいですが、突板は通常の0.2mmより倍以上分厚い
0.55mmを使います。無垢材と間違えるほどの仕上がりで、天然木の立体感や風合いを感じて頂けます。
※写真はW2550のイメージ写真、実際の仕様とは異なります。 -
ミヤモト家具からの一言と、ハウス・ラボの思いミヤモト家具は下記の思いで作成してます。
一般的な造作と比較すると大きな差が出ます。
他社様でここまでされていることはまずありません。
お客様に心からご満足頂き、末永く快適にお使い頂けるよう、
ミヤモト家具ならではの造りになっております。
弊社としても、同じく長期優良住宅を軸とした高性能で快適な住宅で、さらにデザイン性を高め、末永くご満足していただきたく建てさせていただいてます。
今回、ミヤモト家具と企画制作したキッチンキャビネットは、自由設計注文住宅、定額制注文住宅Haco*2、それ以外にも対応できますので
家具とトータルでコーディネート等、よりお客様の満足度が高まるご提案が可能となりました。
樹種も選べますので、家具に合わせて作成致します。
設計部 藤井
ミヤモト家具+ハウス・ラボのオリジナル家具~富山市上飯野にて建設中のモデルハウスに採用~
2022.06.10
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