薫風に吹かれて

2021.04.25

社長の小池です。

 

今週末には、ゴールデンウィークが始まります。

山々の木々が芽吹き、鶯がホーホケキョと鳴きはじめ、生命の息吹を感じる私の一番大好きなシーズンの到来です。

 

そして、この時期になると思い出す言葉が「薫風(くんぷう)」

 

薫風は、「かぜかおる」とも読み、

「青葉の季節に、青々と茂った樹木の間を風が吹き抜けるさまを表現する語。

夏の季語で、初夏、特に5月を示す。(出展:実用日本語辞典)」

暑くもなく寒くもないこの季節の風に、心が休まります。

 

二十四節気の夏は、

立夏(5月5頃) 小満(5月21頃) 芒種(6月6日頃) 夏至(6月21日頃) 小暑(7月7日頃) 大暑(7月23日頃)

となります。

暦の上では、5月になれば夏がはじまり、8月に入れば秋になります。

二十四節気と体感には季節のずれも感じたりもしますが、

初夏といえば「立夏から芒種」あたりの1ヶ月。

大いにこの季節を楽しみたいものです。

 

と思っていたら、時々このブログにも引用することがある「express 」の5月号が届きました。

今月の特集は、「ディランに吹かれて」

表紙

ノーベル賞を受賞をしたボブ・ディランが今年の5月で80歳を迎えるにあたり、様々な著名人が寄稿しています。

ボブ・ディランは、私が50年近く聞いてきたアーティストです。

歌詞は難解であり、ほとんど理解は出来ないのですが、それでも時々私でも理解できる英単語があり、それが心に響きます。

それが、今でも聞き続けている理由かもしれません。

ノーベル賞受賞に際し、脚光を浴びたのは彼の代表曲であり、ベトナム戦争当時の反戦歌「風に吹かれて」

このブログを読んでいる多くの方にとっては、ベトナム戦争は歴史教科書の記述でしょうが、

私達の年代にとっては、忘れることのできない青春の記憶です。

この反戦歌で繰り返されるフレーズが

「答えは、友よ、風に吹かれている」

(  The  answer , my  friend , is  blowing  in  the wind  )

 

尚、この曲は古いゴスペル曲「奴隷競売市場はもういらない」をディランが拝借したともいわれています。

日本人には伺い知れないアメリカという国の歴史の根深さと、

この曲の「風は変わりやすいもの象徴であり、簡単な答えは無い」という歌詞の意味するところは、

この年齢になると改めて考えさせられます。

 

薫風から二十四節気、ボブ・ディランの「風に吹かれて」まで話が飛んでしまいましたが、

暫くは、車の窓を開けて5月の風を感じ、オーディオからはボブディランの曲が流れそうです!!

 


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