新商品『Haco*2』(開発秘話 Vol.3)
社長の小池です。
太平ハウス・ラボ㈱ 令和3年度新商品が愈々登場!!
名前は「Haco*2」(ハコハコ)
「開発秘話 Vol.3」は、設計の宇多次長が登場です。
宇多次長は、当社では構造計算のカナメの立場にあります。
平面プランはどうにでも描けますが、
当社の標準仕様「長期優良住宅:耐震等級Ⅱ」をクリアするには、
対応力と調整力が求められます。
具体的には、耐力壁の配置や梁の掛け方の検討が必要なケースが発生します。
「ねえねえ 宇多さん この間取りで長期になるかなあ?」と設計内部で密談する声が、時々聞こえます。
ここで、宇多次長の長年の経験が能力を発揮しているようですね!!!
(決して、勘だけで終わるわけでなく最終的には構造計算書が出ますの、ご安心ください。
つまり、このプランでお客様と打合せを続けても、長期優良住宅をクリアするかどうかの相談のようです。)
では、宇多次長の開発秘話ブログです。
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今回のHaco*2は基本空間ユニットの『Haco』、
もしくは『Haco』とプラス空間ユニット『coHaco』との組み合わせでの建物となっています
『Haco』と『coHaco』という限られた空間の中でお客様の要望に沿ったプランを創るのですが、ネックとなってくるのが階段でした
段数が多いほど階段に面積がとられてしまい思った様な間取りを創ることが出来ない場合もでてくるのです。
そこでHaco*2では階高を少し低くし、階段の段数をハウスラボの標準的な階段より一段減らし、畳2帖分の大きさの階段としました。
階高を下げると当然ながら1階の天井の高さも下がります。
1階の標準的な天井高さは約2.3mととなりますが、
内部建具の高さを約2.28m、さらにリビングやダイニング部分は部分的に約2.49mと高くして空間が広く見える工夫をしています
2階の間取りによってはリビングやダイニングに大きな梁が掛かり2.49m取れない場合もゼロではないのですが、
そこは設計士の腕の見せ所で、天井の形を工夫したり
耐力壁の配置や梁掛けを考えながら色々なご提案をさせて頂きますのでご心配なく。
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何の事か、サッパリわからない人もいるかと思います。
私なりの解釈では、
「今回のHaco*2は構造の標準化が必要。
標準化とデザイン性の整合性を取る為にネックになったのが階段。
知恵を絞って、階段問題を解決しました。」
とう事のようですが、宇多次長 これで宜しいでしょうか(笑)
冷静な宇多次長のブログは、喧々諤々の表現は有りませんが、
天井の高さをめぐって、営業・設計と社長がチョット加わって、
マスク無しでは飛沫感染が怖かったような記憶があります。
これもまた、今となれば楽しい思い出です。