「いくめん白書」なるものがありました。
社長の小池です。
先日、「いくめん白書 2020」なるものをネットで発見。
面白かったので、ご紹介させて頂きます。
この調査を実施したのは、「積水ハウス」
(住宅業界のトップブランドで、ご存知の方も多いかと思います)
調査概要
実施時期:2020年7月14日~2020年7月22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の小学生以下の子供がいる20代~50代の男女9,400人
「イクメン力」の調査基準
1.配偶者の評価(①夫が行っている家事・育児の数 ②夫をイクメンと思うか)
2.夫の育児の取得日数
3.夫の家事・育児を行う時間(配偶者の申告)
4.夫本人の家事・育児に参加しての幸せ感
(5項目4指標を数値化市47都道府県にランキング。1位:47点。47位:1点を付与し、
各項目を足し上げることで、都道府県別のイクメン力を算出)
「イクメン力」全国ランキング
ベストテンは下記の通りです。
順位 | 県名 | 総合得点 |
1位 | 佐賀県 | 205 |
2位 | 熊本県 | 192 |
3位 | 福岡県 | 191 |
4位 | 福井県 | 177 |
5位 | 長野県 | 176 |
6位 | 宮崎県 | 162 |
7位 | 新潟県 | 160 |
7位 | 鳥取県 | 160 |
9位 | 沖縄県 | 159 |
10位 | 北海道 | 158 |
どちらかと言えば保守的なイメージがある九州男児ですが、
トップ3は、九州の「佐賀県」・「熊本県」・「福岡県」
がランクインしています。
我が富山県というと
順位 | 県名 | 総合得点 |
14位 | 富山県 | 141 |
となります。
因みに、2019年度は
順位 | 県名 | 総合得点 |
38位 | 富山県 | 82 |
となっており、2020年は改善が見られます。
ワースト5は下記の通りです。
順位 | 県名 | 総合得点 |
43位 | 香川県 | 73 |
44位 | 大阪府 | 68 |
45位 | 山口県 | 66 |
46位 | 奈良県 | 56 |
47位 | 群馬県 | 30 |
イクメン力調査基準の個別項目をみると、
3.夫の家事・育児を行う時間(配偶者の申告)
の項目でで、富山県がべスト3にランクインとなりました。
順位 | 県名 | 総合得点 |
1位 | 東京都 | 9.4 |
2位 | 富山県 | 7.7 |
3位 | 福島県 | 7.6 |
全国平均 | 4.1 | |
2019年全国平均 | 2.4 |
育休取得の実態
男性の育休取得率ですが、
前年に比べ9.6% から 12.8%にアップ。
取得日数も1週間未満が60.6%と最も多いものの、1ヶ月以上取得した人も18.1%にのぼっています。
取得した育休満足度を聞くと、81.8%が「満足した」と答ええています。
一方で、育休を取らない理由として、
職場で育休制度が整備されてない 36.0%
職場が取得しにくい雰囲気 27.9%
職場で迷惑をかけてしまう 25.8%
があげられ、職場環境が大きいようです。
働いている男女6,882人に家事・育児時間を聞くと、
男性 | 女性 | |
平日 | 1.46時間 | 5.14時間 |
休日 | 3.41時間 | 8.16時間 |
となり、まだまだ女性の負担が多いようです。
又、家事や育児に幸せを感じる夫は、家事・育児のスキル(能力)が高くなる傾向があります。
家事のスキルあり | |
家事で幸せを感じる層 | 57.6% |
家事で幸せを感じない層 | 26.9% |
育児のスキルあり | |
育児で幸せを感じる層 | 58.7% |
育児で幸せを感じない層 | 23.3% |
更に、育休と仕事面への意識の変化を聞くと、
家事・育児に幸せを感じる夫 | |
仕事生産性向上に役立つ | 64.0% |
会社への愛着が増した | 40.4% |
となり、仕事面でも良い傾向がある様です。
少子化が叫ばれています。
国制度の見直しも当然ながら、会社の制度、そして男女間の意識も問題もある様に、
この白書を見て思いました。
又、家づくりのおいても、家事や子育てが大きな検討課題になっています。
当社では、多くのお客様と子育て・家事楽プランを検討しております。
何なりと、ご相談いただければ幸いです。