富山県美術館で企画展鑑賞
社長の小池です。
先日、富山県美術館で開催中の企画展
滝口修造/加納光於≪海燕のセミオティク≫2019
私人と画家の 出会い 交流 創造
を見学しました。
私は美術鑑賞が趣味というほどではありませんが、
富山県水墨美術館には時々出かけます。
最近は、「水墨美術館開館20年記念 小倉遊亀と院展の画家たち展「」
を見てきましたが、大変感動しました。
一方、富山県美術館は、
近代美術を主に展示しているという事と、
定休日が当社と同じく水曜日という事もあり、
どうも足が向かないというのが本音です。
今回の企画展は、オープン以来の美術館見学となりました。
正直なところ北海道からお客さんがあり、
是非、富山県美術館を見てみたいとの希望から同行したというのが現実で、
自ら進んで見学したわけではありません。
所が、
何の期待もしないと言ったら大変失礼ですが、
だからこそ、なんの先入観もなく見れたのでしょうが、
凄く感銘を受けました。
近代美術というカテゴリー(歴史)を理解しているわけではありませんが、
やはり「良いものは良い」と単純に感じました。
是非、このブログを見ている方で、美術に興味のある方はお勧めします。
尚、自宅に帰って調べて分かったのですが、
今回の企画展の題ににある「瀧口修造氏」ですが、
富山県生まれで、詩人であり、戦後日本で最も影響力のあった美術評論家の一人だそうです。
シュルレアリスム(無意識や夢、偶然を芸中の主題とし、現実や意識から個人を開放する芸術思想)
に深く影響を受け、スペインの巨匠ミロを世界で最初に解説をした書を著されました。
1970年代後半に、富山県が美術館創設の相談を持ち掛けたのが美術の専門家の瀧口修造氏であり、
富山県近代美術館が20世紀美術に焦点を絞り活動できたのはその時の瀧口氏の助言によるものだそうです。
美術界に詳しい方はご存じなのでしょうが、今回初めて知ることが出来ました。
現代美術の美術館としては、
金沢の「金沢21世紀美術館」が有名です。
設計者が、SANAA(妹島和世・西沢立衛)という事もあるのでしょうが、
兼六園や金沢城公園に近いというロケーションも、
美術館のイメージアップに大いに関係しているように思います。
一方、
内藤廣が設計した富山県美術館も、
木材を使った大変個性豊かな美術館であり、
周辺には、富岩運河や世界一美しいというスターバックスコーヒーがあり、
決して金沢に負けない近代美術の宝庫と思いしりました。
(常設展示場にはピカソの絵もあります。
こんな近い所でピカソに会えるなんて、
なんて素晴らしいことか!)
富山県人
もっと、もっと 富山県美術館に行きましょうね!!!