50年使い続ける家具のリフォームをしました。
社長の小池です。
この度 我が家の応接セットの張替えをしました。
今年は、両親の法事の年で、
多くの親戚の方々が集まることになりました。
そこで、古くなった応接セットの布地の張替えを思い立ったのですが、
見積りを取ったところ思ったより高額(冷や汗)!
しかしながら、両親の思い出を語り合う法事に、
両親の思い出の詰まった応接セットでお招きするもの私のつとめと思い、
思い切ってソファのリフォームを決心しました。
元々は、約50年前に建築した時に購入した皮張りのソファでしたが、
20年ほど前に損傷がはげしくなり、
写真のような柄の布製のソファにリフォームしました。
これが、リフォーム前のソファの状態です。
見た目には、良い状態にも見えますが・・・・・
よく見ると、
紫外線でソファの布の色は変色しています。
ソファの座る部位(お尻を乗せる場所)を支える布も切れていました。
従って、座ると不必要に沈んでしまい、
座りの悪いソファになっていました。
又 布の一部は擦り切れた状態でした。
そして、これがリフォームした応接セットです。
雰囲気も変えてみました。
布地を決める時、小さなカットサンプルで決めたのですが、
実際はどのように仕上がるのか大変不安でしたが、
出来上がったソファを見て大満足です。
ソファの座る部位も、全く違った方法でガッチリと
リフォームして頂きました。
良かったです!!!
「今回の、応接セットのリフォームで感じた事」
私は、
アンティーク家具という言葉にそれほど魅力を感じない、
「やっぱり新品が良いよね」と、思う人間でした。
が、今回50年の各具を生き返らせて、
やっぱり、アンティーク家具も良いものだと思い直した次第です。
特に、自分たち家族の歴史や思い出が詰まる家具には、
使い捨てには絶対まけない価値があります。
ただ、住宅を取り巻く環境が変わり、
息子の代になり、
このような大きな家具を収める部屋を持てなくなった時、
この家具はどうなるのかと思うと、
複雑な気持ちにもなりました。
その時、ふと童謡「大きな古時計」
(♬おおきなのっぽの古時計 おじいさんの時計 百年いつも動いていて自慢の時計♬)
を思いだし、口ずさんでいました。
時代と共に住宅環境の変化はあるのでしょうが、
単純に、良いものはリフォームをしても使い続ける文化が日本に根付いて欲しいと、
感じた次第です。