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丁張り(遣方)基礎工事の第一歩は「丁張り」作業です。
よく工事現場が始まると、建築予定地の回りに
木製の杭と木製の板で柵みたいなも立っています。
この柵を作る作業が「丁張り」で大変重要な作業になります。
先ず、地面に基礎の外周部の目安のヒモを張ります。(地縄張りと言います)
次に、この地縄を目安に、柵を外周部より大きめに作ります。
この柵の上に水糸を張って、正確な位置を確認します。
この作業は、見たところ簡易的な柵に見えますが、
建築図面通りの場所(方位・隣地/道路からの距離)に基礎を作る指針となります。 -
地業 (基礎を支える地盤工事)住宅は、基礎の上に建てるものですが、
その基礎は当然土地に対して、垂直に且つ水平に作らないと、
傾いたりします。
地業とは、この基礎を支えるための土地の地均し作業です。
その作業が終わると、防湿シートを基礎全般に敷き詰めます。
このシートは、地盤からの湿気を床下に上らない為のシートです。
更に、外部の基礎を作るための基盤作りに、捨てコンクリートを敷き詰めます。
この作業が終わり、いよいよ基礎工事が始まります。 -
配筋工事 (ベタ基礎仕様)基礎は、「圧縮につよいコンクリート」と「伸びに強い鉄筋」が一体となる事で、
強さを発揮します。
基礎には、二通りの仕様があります。
①布基礎 仕様
②ベタ基礎 仕様
布基礎は、土台や柱を受ける立ち上がり基礎を、鉄筋とコンクリートで作る基礎です。
土間スラブの部分には、薄くコンクリートを敷くのが一般的です。
一方、
ベタ基礎は、土台や柱を受ける立ち上がり基礎 プラス 土間スラブ部分も含めて
鉄筋とコンクリートで作る一体型基礎です。
当社は、このベタ基礎を基本仕様としています。
ベタ基礎は、鉄筋やコンクリートの量が布基礎と比較して比べようもなく多くなりますが、
地震対策を含め 非常に強い基礎となります。 -
鉄筋工事 (特殊な基礎工事)当社の基礎ですが、特殊な基礎工事が発生する事があります。
所謂、地中梁と呼ばれる基礎(地中の中に埋められる梁)です。
鉄筋コンクリートの様な大型建築には良くある地中梁ですが、
外部の基礎だけでは強さが不足する場合、内部に地中梁を設ける事で、
基礎が強化されます。
このような基礎の指示が生まれるのも、
長期優良住宅として基礎の計算を、
物件毎に行っているからです。
更に、基礎の立ち上りの部分の最上段の鉄筋ですが、
16ミリの太い鉄筋を使用しています。
木造住宅でこの様な太い鉄筋を使う会社は、
数少ないと思われます。
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配筋工事 自主検査当社の基礎は、自主検査を実施します。
基礎の仕様は、
①鉄筋と鉄筋の間隔(計算によって決まる)
②鉄筋の太さ(計算によって決まる)
③鉄筋と鉄筋を結ぶ時の、鉄筋に重なりの長さ(鉄筋の太さで変わる)
が全て決まっています。
仕様通りの基礎になっているか、自主検査を実施し瑕疵保険の検査に備えます。
工事の流れ:②基礎編 1.基礎工事
2019.06.15
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